文京区 慢性痛 慢性的な腰痛はなぜよくならない?

    こんにちは。

     

    今回も慢性痛について、お話をしたいと思います。

     

    今回は、腰の慢性痛についてです。

     

    長年、慢性的な腰痛に悩んでいる方は少なくありません。

     

    なぜ、慢性的な腰痛はよくならないのでしょうか?

     

    多くは、腰痛をおこしている原因が不明だからなんです。

     

    原因がわからなくて腰痛が治る? と思いますよね。

     

    厚生労働省の腰痛のガイドラインによると、びっくりする事が書いてあります。

     

    なんど、腰痛の約83%は原因が不明と書いてあるんです!

     

    という事は、ほとんどの場合、腰痛の原因がわからないと言っても過言ではないですよね。

     

    原因がわからないので、効果的な施術ができなのも無理はありません。

     

    なぜ、83%もの方の腰痛の原因がわからないのでしょうか?

     

    それは、整形外科では、腰痛の原因を腰椎(ようつい)という背骨の腰の部分を主として考えているからなんです。

     

    腰部脊柱管狭窄症

     

    腰椎(分離)すべり症

     

    腰椎椎間板ヘルニア

     

    この3つは、腰痛の原因として有名ですよね。

     

    全て、腰椎という背骨の腰の部分なんです。

     

    また、腰椎圧迫骨折は、高齢者の腰痛の原因としてよくみられます。

     

    この骨折も、腰の背骨部分なんですね。

     

    また、筋肉の異常が腰痛の原因と考える場合も多いと思います。

     

    本当に筋肉の異常が、慢性腰痛の原因になっているのでしょうか?

     

    もちろん、腰の筋肉に異常があって、腰痛を引き起こしている場合もあります。

     

    しかし、筋肉の異常が数年や数十年に渡って続くのでしょうか?

     

    筋肉痛や肉離れ(筋断裂)、筋膜の異常など筋肉の異常は、ほとんどの場合数日から数週間で症状はおさまります。

     

    ではなぜ、長年に渡って腰の筋肉に異常がおこり続けるのでしょうか?

     

    それは、骨格に異常があるからなんです。

     

    筋肉は基本的に、骨と骨につながっています。

     

    ですので、骨格を構成する関節がずれたり、離れたりすると、筋肉が引っぱれたりねじられたりします。

     

    そうすると、腰の筋肉に症状がおこります。

     

    このような場合、関節の異常を正常にしないと、この関節に関わる筋肉の異常もおさまらないんですね。

     

    一見、腰の筋肉に症状があるので、筋肉の異常が原因と考えられる事も多いですが、腰の筋肉の異常はあくまで症状であって原因ではないんです。

     

    原因は骨格の異常で、骨格の異常が筋肉の異常を引き起こしているからなんですね。

     

    ですので、腰の筋肉を施術すると、楽になりますが、再び腰痛はおこってしまうのです。

     

    骨格の異常は改善していないからなんですね。

     

    もちろん、筋肉の施術で腰痛が良くなる場合は、腰痛の原因が筋肉性ですので問題はありません。

     

    このように、慢性腰痛の原因が腰椎の異常でもなく、筋肉でもない場合が少なくありません。

     

    では、骨格のどの部分に異常がおこると、慢性腰痛の原因になるのでしょうか?

     

    主に骨盤なんです。

     

    次回、慢性腰痛を引き起こす骨盤のゆがみについてお話をしたいと思います。