あたためると楽になる なぜ?

    こんにちは。

    今日はお天気の不安定な日ですね。

    こういう日は気圧が変わりやすく体調を崩しやすいので注意が必要です。

     

    今回はなぜ体をあたためると一時的に楽になるかをお話ししたいと思います。

     

    痛みを感じる神経には、ある一定の刺激を受けたときに痛みを感じさせる特性があります。

    難しい言葉で疼痛閾値(とうつういきち)といいます。

     

    仮にこの値が5だとします。

    そうすると、4までの刺激を受けても痛みは感じません。

    さらに刺激が強くなって5に到達して初めて痛みを感じます。

     

    痛みを感じる神経には、あたためると疼痛閾値が上がるという特性があります。

    体をあたためて値が7に上がると、今までは刺激が5に到達して感じていた痛みがおこりません。

    刺激6でも痛まず、7に到達してようやく痛みがおこります。

    体をあたためると一時的に痛みが和らぎ、冷えるとまた元に戻るというのは痛みの神経の性質なのです。

     

    お風呂や温泉につかると、痛みが和らぐのはこのような理由があるからです。

    入浴は気持ちがいいですよね。

     

    ただ注意が必要なことがあります。

    関節がオーバーヒート状態になっているときの長い時間の入浴です。

    熱によって関節が悪化するからです。

     

    関節に異常があるときはシャワーにするか、熱めのお湯にさっと入るのがポイントです。