こんにちは。
今回は、膝に水がたまる原因についてお話したいと思います。
抜いても抜いても、膝に水がたまってしまうという場合があります。
なぜ、膝に水がたまるのでしょうか?
関節を動かすと、摩擦で熱が発生しますので、その熱を冷やす液体が関節の中に入っています。
滑液(かつえき)という液体です。
一般的には、関節液という場合が多いかもしれません。
なぜ関節を冷やすかというと、熱の上昇によって炎症がおこるため関節が壊されてしまうからなので
す。
通常であれば、関節液で十分に熱を吸収できるのです。
ところが、関節に異常があると関節内の摩擦が大きくなって熱が上昇してしまいます。
その結果、通常の関節液の量では十分に熱が吸収できなくなるのです。
そこで、関節液の量を増やして炎症を抑えようとする反応がおこります。
その反応が、膝に水がたまるという症状なんですね。
抜いても抜いても水がたまるのは、膝の炎症による熱が下がらないからなんですね。
膝が正常になると、関節液は体に吸収されていきます。
また、膝に水がたまると膝の動きが悪くなりますよね。
これは、膝を動かすと熱が上昇するので、動きを制限して熱の上昇を抑えるという効果があるんで
す。
ギプスのような役割なんです。
膝の水を抜くと膝は楽になりますが、実はどんどん炎症が悪化してしまい、関節を壊してしまう恐れ
があります。
膝の炎症を抑える必要があるので、アイシングが効果的です。
膝に水がたまっている方は、アイシングをすることによって炎症を抑えるのがよいです。
このように、膝にたまった水は安易に抜くことは膝の関節を破壊する危険性があります。
膝にたまった水は施術やアイシングで膝の状態をよくして、関節の炎症を抑えることが大事なんで
す。