文京区 なおりにくいギックリ腰はどのようなギックリ腰?

    こんにちは。

     

    整体院コンフォートプラスの大八木です。

     

    今回は、ギックリ腰の中で長引きやすいタイプについてお話をします。

     

    前回は、頻度の高いタイプの骨盤の関節のずれによるぎっくり腰についてお話をしました。

     

    今回は、骨盤の上にある腰椎(ようつい)という背骨の部分が原因でおこる、ギックリ腰についてお

     

    話をします。

     

    骨盤の関節のずれによるぎっくり腰と、腰椎が原因のぎっくり腰ではどのように違うのでしょうか?

     

    腰椎捻挫によるぎっくり腰の原因は、強く体を捻ることによっておこることが多くなります。

     

    例えば、ゴルフや野球のスウィングであったり、過度の体を捻るストレッチや捻り動作の多い作業な

     

    どでおこりやすくなります。

     

    強い捻りによって腰椎のまわりの筋肉やじん帯、関節を覆う関節包が引き伸ばされたり断裂しておこ

     

    るとされています。

     

    筋肉やじん帯が断裂をおこすと、腫れたり内出血がおこります。

     

    ところが、腫れたり内出血をおこすことはとても稀です。

     

    なぜでしょうか?

     

    実際は、最も強い症状をおこす原因として、腰椎自体が傾くケースが多いからなんですね。

     

    強い捻りが加えられることによって、背骨と背骨をつなぐ関節がずれてしまうことが原因です。

     

    この症状は、本当につらいものとなります。

     

    とにかく体が不安定になるので、立っているのがしんどくなります。

     

    そして、歩くとガクッと膝から崩れ落ちるように体を支えられなくなる場合も少なくありません。

     

    不意に、膝カックンをされたような感じです。

     

    急な激しい腰痛で、この膝崩れの症状がある場合は腰椎が傾いている可能性が高いです。

     

    そして、腰椎の傾きが元に戻るまでにある程度の時間がかかりますので、症状が長びいてしまうケー

     

    スが多いのです。

     

    骨盤の関節のずれによるぎっくり腰は、関節を正常に戻すとびっくりする位症状がなくなるケースが

     

    あります。

     

    立っているのも座っているのもつらく、ただ痛みに耐えるしかなかった方が、施術後に痛みが全く消

     

    えて普通に歩いて帰るというケースを何度もみてきました。

     

    ところが、残念ながら腰椎が傾いているケースではこのようにいきません。

     

    どうしても腰椎が正常な位置に戻るまで、ある程度の時間がかかってしまうからなんですね。

     

    では、どうしたら早く腰椎が正常に戻るのでしょうか?

     

    最も早く腰椎が正常な位置に戻るには、ある条件を必要とします。

     

    どんな条件でしょうか?

     

    それは、背骨の基礎となる仙骨(せんこつ)という骨が傾いていないことなんです。

     

    仙骨は、背骨の土台部分です。

     

    土台が傾くと背骨も傾くので、腰椎の傾きが正常に戻りづらくなってしまうのです。

     

    傾いている建物で有名なピサの斜塔は、みるからに不安定ですよね。

     

    人の場合は、背骨が傾いても上の方の背骨が反対側に曲がることによってバランスを保ちます。

     

    そのため、倒れることはありませんが背骨が曲がります。

     

    このように背骨が曲がることを背骨の側弯(そくわん)といいます。

     

    ではなぜ、仙骨が傾くのでしょうか?

     

    骨盤に、仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節があります。

     

    この仙腸関節がずれると、仙骨が傾いてしまうんですね。

     

    仙腸関節は、本当に重要な関節なんです。

     

    腰椎の傾きが原因のぎっくり腰でも、まず仙腸関節を正常な位置に戻すことがとても大事なんです

     

    ね。

     

    ギックリ腰や繰り返すギックリ腰でお悩みの方は、骨盤矯正を専門にしている当院にご相談くださ

     

    い。

     

    逆三角形の形の仙骨(せんこつ)が傾くと、背骨が曲がってしまいます。
    逆三角形の形の仙骨(せんこつ)が傾くと、背骨が曲がってしまいます。