駒込 膝の外側下の痛み 骨盤

    こんにちは。

     

    整体院コンフォートプラスの大八木です。

     

    今回は、膝の外側のやや下の痛みの原因についてお話をしたいと思います。

     

    膝の外側のやや下に、でっぱりがあります。

     

    すぐにさわれると思います。

     

    この部分は腓骨頭(ひこつとう)といって、膝から足首にある骨の2本のうちの1本の骨の先端なん

     

    です。

     

    膝から足首までは、2本の骨でなりたっているんですね。

     

    この腓骨頭に痛みがある場合は、すねの2本の骨が離開しているケースが多くみられます。

     

    なぜ、すねの骨が離開するのでしょうか?

     

    それは、腓骨頭をひっぱる力がはたらくからなのです。

     

    では、どういう力がはたらくのでしょうか?

     

    ハムストリングスという筋肉の名前を、聞いたことがありませんか?

     

    太ももの後ろにあるとても強力な筋肉です。

     

    走ってダッシュするときに活躍する筋肉なので、”ランニング筋”と呼ばれています。

     

    ハムストリングスは3つの筋肉からなっていて、そのうちの一つの筋肉が腓骨頭につながっています。

     

    (ハムストリングスは大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋からなっています。)

     

    そして、この筋肉にテンションがかかると、この筋肉につながっている腓骨頭がひっぱられる力がか

     

    かります。

     

    そうすると、腓骨頭が離開して膝の外側に痛みがでるんです。

     

    これが、膝の外側の下の部分(腓骨頭)に痛みがでる原因の一つです。

     

    では、なぜハムストリングスにテンションがかかるのでしょうか?

     

    それは、骨盤と大きく関係しています。

     

    なぜ骨盤と関係しているかというと、ハムストリングスの一部は骨盤につながっているからなんで

     

    す。

     

    おしりの下のやや内側にあるでっぱりを坐骨(ざこつ)といいますが、ここに大腿二頭筋はつながっ

     

    ているんです。

     

    坐骨は、座っているときに体を安定させる骨です。

     

    ぎっくり腰やスポーツ、仕事などで腰に負担がかかって、骨盤が前上方にずれると坐骨も上にずれる

     

    んです。

     

    坐骨が上にずれると、ハムストリングスはどうなるでしょうか?

     

    坐骨につながっていますから、ひっぱられますよね。

     

    そうなると、ハムストリングスにテンションがかかるので腓骨頭がひっぱられるのです。

     

    この結果、腓骨頭が離開して膝の外側の下の部分に痛みがでるんです。

     

    では、骨盤を正常に戻すと腓骨頭の痛みは消えるのでしょうか?

     

    その通りなんです。

     

    骨盤が原因の痛みであれば、骨盤を正常にすると腓骨頭の痛みはなくなります。

     

     

    骨盤は体のさまざまな部分に影響している重要な骨なんですね。

     

    慢性的な膝の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。

     

     

    次回は、腓骨頭の痛みで足首(足関節)が原因でおこるケースをお話したいと思います。