駒込 膝の外側下の痛み 足関節

    こんにちは。

     

    整体院コンフォートプラスの大八木です。

     

    今回も、前回に引き続き膝の外側下にある腓骨頭の痛みについて、お話をしたいと思います。

     

    前回は、骨盤のずれがハムストリングスにテンションをかけて、腓骨頭に痛みがでるという説明をしました。

     

    今回は、足首の捻挫によっておこる腓骨頭の痛みについて説明をしていきます。

     

    なぜ、足首の捻挫が、膝の外側下にある腓骨頭に関係しているのでしょうか?

     

    腓骨頭のある腓骨(すねの外側の骨)は長い骨で、膝に近い方が腓骨頭で反対側は足首の関節となっ

     

    ているんです。

     

    腓骨の足首のところを、外果(がいか)といいます。

     

    また、脛骨(膝の下のもう一本の骨)の足首のところを内果(ないか)といいます。

     

    この、外果と内果で足首の関節のうけ皿を構成しているんですね。

     

    足首の捻挫は、どのようにおこるのでしょうか。

     

    足首の捻挫は、ほとんどが内側に捻っておこります。

     

    捻挫は関節の可動域の限界を超えて関節の骨が外れたときに、じん帯や関節を包む関節包などを痛め

     

    るものです。

     

    このときに、関節の可動域の限界を超えるので、骨が関節から外れて脱臼するんです。

     

    それが、じん帯や関節包、筋肉などの作用で、再び関節に戻った状態が捻挫なんですね。

     

    このときにじん帯や関節包などに、とても強い力がかかりますので、靭帯や関節包などを痛めてしま

     

    います。

     

    ところが、いったん外れた骨が自然に”完全に”元に戻ることはほとんどないんです。

     

    戻ったようにみえても、関節にずれが残ってしまうのです。

     

    この少し残った足首の関節のずれが、膝の外側下の腓骨頭の痛みの原因になる場合があるんです。

     

    なぜ、足首の関節のずれが、この痛みの原因となるのでしょうか?

     

    足首の関節をつくっている骨の一つが、腓骨だからなんです。

     

    足首は内側に捻るケースが多いので、足首のずれも内側になるんです。

     

    そうなると、外果をひっぱる力がはたらきます。

     

    外果は腓骨の先端なので、腓骨がひっぱられるということなんですね。

     

    そうすると、腓骨頭もひっぱられて、関節から離開します。

     

    その結果、関節が離開することによって、膝の外側下の腓骨頭に痛みがでてしまうのです。

     

    ということは、足首の関節のずれを元に戻すと膝の外側(腓骨頭)の痛みはなくなるのでしょうか?

     

    腓骨がひっぱられなくなるので、膝の外側(腓骨頭)の痛みがなくなるんですね。

     

    それでも、痛みが消えない場合は、腓骨頭の施術を行うことによって腓骨頭の関節の離開を元に戻し

     

    ていきます。

     

    骨盤と足首、そして腓骨頭の離開の施術で、ほとんどの膝の外側下の痛みはなくなっていくんです。

     

    膝の外側下の腓骨頭に痛みのある方は、この3つの関節がポイントなんですね。

     

     

    慢性的な膝の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。

     

     

    足首を捻挫した場合は、後遺症を防ぐために足首の関節の整復をする必要があります。
    足首を捻挫した場合は、後遺症を防ぐために足首の関節の整復をする必要があります。