こんにちは。
今回は、厄介なタイプの腰痛についてお話をしたいと思います。
長い期間、腰の悪い方は腰痛と共に慢性的に腰の張り感じていると思います。
腰の慢性的な張り感は、なぜおこるのでしょうか?
張り感は筋肉や皮膚が引っ張られて、テンションがかかった状態です。
なぜ、テンションがかかるのでしょうか?
関節が、ずれる事によっておこります。
関節は、骨と骨につながっている筋肉が収縮する事によって動きます。
そのため関節に負担がかかると、骨と骨がずれる事があります。
そのように骨と骨がずれると、筋肉が引っ張られてテンションがかかるんです。
そのテンションを、張り感として感じるのです。
という訳で、慢性的な張り感の原因は関節のずれなんです。
筋肉疲労でも、張り感を感じる事はありますが、筋肉疲労ですと3日から1週間位で回復しますので慢
性的に張るという事はありません。
慢性腰痛の多くは、骨盤や腰椎(ようつい)という背骨の腰の部分のずれが原因となります。
骨盤や腰椎の関節がずれる事によって、張り感を感じるのです。
張り感の多くは、縦のラインで感じる事が多いんです。
なぜかというと、骨盤は前方や後方にずれる事が多く、この場合は縦に張り感を感じるからなんで
す。
ところが、稀に腰の横のラインで張り感を感じる場合があります。
これは、あまり多くない張り感なんです。
やっかいな腰痛という可能性が考えられます。
なぜ、横のテンションはやっかいな腰痛の可能性があるのでしょうか?
横にテンションがかかる場合は、骨盤が外側にずれている可能性があるからなんです。
骨盤が外側にずれるタイプは、改善しにくいやっかいなタイプなんですね。
張る場所は、腰の背中よりの部分に横ラインの張り感がでる事が多いです。
(腰の下の方や、おしりの辺りに横ラインの張り感がある場合は、股関節の影響が考えられます。)
骨盤の外側にずれるタイプは、骨盤の関節の安定が悪いので腰痛が長引く原因となります。
施術で腰痛が軽くなっても、すぐに痛みがぶり返すような状態になるからです。
骨盤矯正で骨盤の前後のずれを正常に戻しても、外側のずれが残っているとすぐに前後のずれが再発
してしまいます。
このように改善しづらいやっかいな腰痛なんですね。
腰痛で腰の横ラインに張り感のある方や、慢性的に腰痛に悩んでいる方は骨盤が外側にずれているか
もしれません。