こんにちは。
今回は、手首の痛みについてお話をしたいと思います。
生活の中で手を使わない事はありませんので、手首の痛みはつらいですよね。
主に利き手の手首を痛める事が多いんです。
なぜでしょうか?
手の使いすぎで、手首を痛める事が多いからなんですね。
手を良く使うお仕事をされている方や、趣味で手を良く使う方は手首を痛めやすいのです。
また、手首に負担のかかるスポーツでも痛める事は多いですね。
なぜ、手首に痛みがおこるのでしょうか?
手首の使いすぎによる痛みは、関節に負担がかかりすぎて関節がずれる事によっておこる事が多いん
です。
手首の骨折をして、骨折は治ったのにもかかわらず手首の痛みが残ってしまう場合もあります。
なぜ、骨はくっついて骨折は治ったにもかかわらず手首の痛みがなくならないのでしょうか?
それは、手首の関節のずれが残っているからなんです。
手首の骨折は、転んで手をついた際に折る事が多くなります。
手をつくと手首に体重がかかるので、関節に大きな力がかかります。
大きな力がかかると、まず手首の関節の骨がずれます。
この段階ですと、手首の捻挫、亜脱臼ですむのですが、さらに大きな力が加わると骨が折れてしまい
ます。
この様に手首の骨折は、関節のずれと一緒におこる事が多いんです。
そして、固定や手術で骨折を治しても、この関節のずれが残っていると痛みも残ってしまうのです。
このような手首の関節のずれを元に戻していくと、痛みは改善・消失していきます。
手首の関節のずれによる痛みは、次ような原因がよくみられます。
1、橈骨(とうこつ)という前腕の骨と、手にある手根骨(しゅこんこつ)で構成される関節のずれ
2、手根骨の関節のずれ(手根骨は全部で8つの小さな骨がパズルのように組み合わさっています)
3、前腕の2本の骨の離開(前腕には橈骨と尺骨という2本の骨で構成されています)
転倒して手をつくと、橈骨と手根骨がずれる事が多いです。
強くついた場合は、さらに前腕にある橈骨と尺骨の間が離開する事もあります。
ここは見逃されがちな部位ですので、しつこい手首の痛みの原因である場合があります。
手を強くついた記憶がある場合は、注意が必要です。
手を使いすぎておこる手首の痛みは、手根骨のずれが多くみられます。
特に、親指を酷使すると手根骨の中の大菱形骨(だいりょうけいこつ)がずれる事が多いんです。
この大菱形骨のずれが手首の痛みとして、感じるんですね。
また、大菱形骨がずれると腱鞘炎の原因になりますので、しっかりと元に戻す必要があるんです。
当院では手首の痛みに対して、発生した状況から原因を考察し丁寧に関節の動きを確認し、触診によ
って痛みの原因である関節を特定していきます。
特定した関節を施術する事により、痛みを改善・消失させていきます。
しつこい手首に痛みでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。