駒込 手の痛み・握力低下の原因

    腕の関節のイラスト
    腕の関節のイラスト

     

    こんにちは。

     

    今回も、手の痛みと握力低下についてお話をしたいと思います。

     

    前回は、その原因として関節の微小な抜けとずれによるというお話をしましたね。

     

    微小といえども、関節が抜けたりずれたりしていますので痛みがでます。

     

    また関節のずれはネジが緩むような状態ですので、筋肉の力が握力に十分伝わらなくなるんですね。

     

    ところが、困った事にこのような微小な関節のずれはレントゲンやMRIではわかりづらいんです。

     

    手の痛みや握力低下がおこると、まず病院に行くと思います。

     

    ところが、レントゲンやMRIでは、微小な関節の抜けやずれがわかりづらいので、異常がないと判断される場合があります。

     

    手に痛みがあって握力も落ちているのに、異常がないといわれたら困りますよね。

     

    何が原因だろうと、いろいろと考えてしまうと思います。

     

    もしかしたら関節リウマチではないか、または筋ジストロフィー症なのではないかという具合です。

     

    今は、情報があふれている時代ですので、調べる事によっていろいろと悪い想像をしてしまうと思います。

     

    さらにいろいろな検査をして、原因を特定する場合もあると思います。

     

    ところが、いくら検査をしても原因がわかりません。

     

    関節の微小な抜けやずれは、病院の検査ではわからないからなんです。

     

    先日、そのような状況で悩んでいる方が来院されました。

     

    お仕事は、人命救助の方でお仕事柄スポーツ選手の様な体型をしています。

     

    2年程前から、左右の肘と手首と指に痛みがあり握力がかなり落ちたとの事でした。

     

    握力は60kgあったものが、今では40kg代に落ちてしまったそうです。

     

    腕は太く筋力は十分にあります。

     

    整形外科を受診したものの、異常はないと言われました。

     

    異常はないと言われても、痛みや握力低下は存在していますので原因をいろいろ探ったそうです。

     

    関節リウマチではないか、痛風ではないかと考えて、病院に行き検査をしても原因がわからない状況でした。

     

    原因不明というのは、本当に嫌なものです。

     

    得体のしれない病気ではないかと考えてしまうからです。

     

    その方もそうでした。

     

    当院で、検査をしたところこのような状況でした。

     

    1、右肩の関節が抜けている状態

     

    2、左右の肘関節が抜けている状態

     

    3、左右の手首の関節がずれている状態

     

    4、手根骨(しゅこんこつ)がずれている状態

      特に大菱形骨(だいりょうけいこつ)という親指の付け根の下にある骨

     

    5、親指から小指までの指の付け根の関節がずれている状態

     

    6、人さし指と薬指、小指の指の関節がずれている状態

     

    これだけ関節に異常があると、痛みはもちろんの事、握力が低下しても不思議ではありません。

     

    肩から順に、可動域と圧痛を確認しながら施術をしていきました。

     

    施術後は圧痛はなくなり、握力もかなり戻りました。

     

    私自身は握力が50kg後半なのですが、最初に握ってもらったところ十分な握力を感じませんでした。

     

    ところが、施術後に握ってもらったところ、私の握力以上に強く感じましたので、60kg以上に回復したと思います。

     

    痛みの改善や握力の回復はもちろんの事、手の痛みと握力低下の原因が分かった事でとても安心されました。

     

    厄介な病気なのではないかという悩みから、解放される事ができましたので本当に良かったです。

     

    このように、原因不明の痛みや体の不調は関節が原因という事があります。

     

    画像も重要ですが、丁寧な触診や関節可動域の確認も本当に重要なんですね。