

こんにちは。
今回は、頭がぼんやりとする原因についてお話をしたいと思います。
頭がボーっとぼんやりする事ってありますよね。
すっきりと頭が爽快な日があったり、ぼんやりする日があったりと日によってまちまちだと思います。
なぜ、頭がぼんやりするのでしょうか?
それは脳に十分な酸素が、供給されていないからなんです。
なぜ、酸素不足になるのでしょうか?
それは、脳にいく血流が悪くなっているからなんですね。
酸素は、血液によって運ばれますので血流が悪くなると酸素不足になってしまうのです。
ではなぜ、脳にいく血流が悪くなるのでしょうか?
脳へいく血管が圧迫されて、血管が細くなってしまうからなんです。
ホースを踏むと、水の出が悪くなるのと同じです。
ではなぜ、脳にいく血管が圧迫されるのでしょうか?
首に頚椎(けいつい)という骨があります。
その頚椎の内の1番から6番目までに左右に穴があって、その中を動脈が通っています。
その動脈は、椎骨動脈といって脳幹にいくとても重要な動脈なんです。
頚椎がずれると、相互の頚椎の穴の位置がずれてしまいます。
穴の位置がずれると、中を通っている動脈が圧迫されて血流不足がおこるんですね。
ダルマ落としを、例にしてみたいと思います。
ダルマ落としを積んで、上から下に同じ場所に1cm位の穴をあけます。
その穴にストローを通して水を流すと、水はスーッと流れます。
ダルマ落としをずらしてみると、ストローが圧迫されてしまいますので水の流れが悪くなります。
この様な状態が、頚椎でおこるんです。
特に第2頚椎から第1頚椎にかけては、椎骨動脈が頚椎の影響を強く受ける構造になっています。
ですので、頚椎の中でも第1頚椎がずれると、脳幹への血流が悪くなるんですね。
それが、頭がぼんやりする原因になるんです。
頭がぼんやりしている時に、歩くと少し頭がすっきりとしませんか?
それは、歩く事によってずれた頚椎が少し元に戻るからなんです。
歩くと、重力と振動によってずれた頚椎が元に戻るからなんです。
頚椎が正常な位置に戻ると、血管の圧迫が改善されて血流が良くなりますので頭がすっきりとするんです。
歩くと頭がすっきりとするのには、もう一つ理由があります。
脳脊髄液(のうせきずいえき)の流れが良くなるからなんです。
髄液ともいいます。
脳脊髄液は、脳と脊髄をおおっている液体です。
パックに入ったお豆腐を、想像してみてください。
お豆腐と水がパックされていますね。
お豆腐が脳だとすると、お豆腐と一緒に入っている水が脳脊髄液というイメージです。
脳と脳脊髄液は、その様な構造をしています。
脳脊髄液は絶えず循環していますが、循環が悪いと頭がボーっとぼんやりしてきます。
歩いて循環が良くなると、頭がすっきりとするんですね。
なぜ、歩くと脳脊髄液の循環が良くなるのでしょうか?
歩くと、背骨の下にある仙骨(せんこつ)の動きが活発になります。
仙骨の動きが活発になると、脳脊髄液の流れが促進されて循環が良くなるんですね。
歩く事は、本当に体にいいんです。
歩いても、頭がすっきりとしない方は、頚椎のずれが大きい可能性があります。
頚椎を丁寧に調べて、頚椎のずれに対して正確に施術を行う当院にご相談ください。