こんにちは。
今回も、お天気と体調の関係についてお話をしたいと思います。
前回は、なぜお天気が悪くなると頭痛がおこるかについてお話をしました。
今回は、同様にお天気が悪くなると、なぜ肩こりが悪化するかについてお話をしていきたいと思います。
頭痛と並んで、肩こりに悩んでいる方は本当に多いです。
肩こりは、文字通り肩の筋肉がこっている状態です。
なぜ、肩の筋肉がこるのでしょうか?
その原因がわからないと、効果的な対策をとる事ができません。
肩の筋肉がこるには、ちゃんと理由があるんですね。
筋肉がこるという事は、筋肉を収縮させて力を入れているという事です。
その筋肉の収縮がずっと続いている状態なんです。
なぜ、ずっと肩の筋肉に力が入る状態なのでしょうか?
それは、肩の筋肉で頭を支える為なんです。
頭を支える為に、肩の筋肉に力を入れている状態が、肩こりなんです。
ではなぜ、肩がこる人とこらない人がいるのでしょうか?
頭を支える為に肩の筋肉に力が入るならば、全ての人の肩がこるはずですよね。
そこがポイントなんです。
頭を支える最も大きな役割をしているのが、首の骨です。
頚椎(けいつい)という首の骨が7つ重なっていて、その上に頭がのっています。
首の骨は、頭を支えるという役割と同時に、首を回すという大事な役割もあります。
首を回す動作をする為には、関節の動きが必要になります。
その首の関節がずれると、頭を支えるという役割が十分に果たせなくなってしまいます。
首の関節のように、よく動く関節ほど関節がずれやすいんですね。
首の関節は体の中で、最もずれやすい関節の1つなんです。
首の関節がずれると、首の骨で頭を支える力が弱くなりますので、頭は不安定になってしまいます。
そこで、肩の筋肉に力を入れて首の骨の頭を支える補助をするのです。
これが、肩に力が入る原因です。
主に、僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)といった、いわゆる肩こり筋で頭を
支える補助をするんですね。
これが、肩がこるという状態です。
これが慢性的な肩こりの原因なんです。
ではなぜ、お天気が悪くなると肩こりが悪化するのでしょうか?
お天気が悪くなって気圧が下がると、体にかかる空気の圧力も下がります。
体にかかる圧力が下がりますので、骨格が緩むんですね。
そうなると、首の関節のずれが大きくなります。
首の関節のずれが大きくなるのに比例して、肩の筋肉もさらに力を入れて頭を支えなくてはならなくなります。
それで、肩こりが強くなるんですね。
1、お天気が悪くなる。
2、気圧が下がる。
3、骨格を支える空気の圧力が下がる。
4、首の関節が緩む。
5、肩の筋肉にさらに力を入れて、頭を支える補助をする。
6、肩こりが強くなると感じる。
このように、肩こりとお天気の関係があるんです。
また、頭痛と肩こりの両方に悩んでいる方は少なくありません。
それは、いずれも首の関節がずれる事によっておこりますので、症状が重なるんですね。
肩こりが強くなると頭痛がおこるといった場合は、首の関節のずれが大きくなる事によって脳にいく
血流に異常がおこるからなんです。
肩こりを改善するには、首の関節を正常にして、肩こり筋の頭を補助する役割を解除する必要があります。
慢性的な肩こりにお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。