こんにちは。
今回も、背中の痛みについてお話をしたいと思います。
肩甲骨の内側に、痛みがでた事はありませんか?
肩甲骨の内側の痛みは、実は首の関節が原因という事が多いんです。
肩甲骨の内側の痛みには、大きくわけると2種類あります。
1、500円玉位の大きさのコイン状の痛みがでる場合
2、肩甲骨に内側に沿って、長く帯状に痛みがでる場合
肩甲骨の内側にコイン状の痛みがでる場合は、頚椎(けいつい)の1番上にある第一頚椎がずれている可能性が高いんです。
ずれる方向と同じ側の肩甲骨の内側に、痛みがでる事が多いです。
第一頚椎が右方向にずれると、右の肩甲骨の内側にコイン状の痛みがでます。
左方向にずれると、左の肩甲骨の内側という具合です。
肩甲骨の内側の、帯状の痛みの場合はどうでしょうか?
首の付け根の関節に異常があると、この場所に痛みがでやすいんです。
首と胸の境目にある関節の異常が、肩甲骨の内側の帯状の痛みの原因となる事が多いんですね。
個別に痛みがでる場合もありますが、コイン状と帯状の痛みが両方でる場合は、左右で反対側にでる事が多いです。
左側の肩甲骨に内側に帯状の痛みがでると、コイン状の痛みは右側の肩甲骨の内側にでるという具合です。
首の関節に問題があるとすると、首の動きはどうなるのでしょうか?
首の関節のずれが原因ですので、首の動きに影響がでます。
第一頚椎ががずれると、首が回りづらくなります。
第一頚椎が右にずれると、首は右に回りづらくなり、左にずれると左に回りづらくなります。
ですので、肩甲骨の内側にコイン状の痛みがあって、同じ側に首が回りづらい場合は、第一頚椎がずれている可能性が高いですね。
首は正常の場合は、90度回ります。
90度以下にしか回らない場合は、可動域が十分ではないんです。
それに対して、首の付け根の関節に異常がある場合はどうでしょうか?
首を横に傾けると、首につっぱり感がでます。
首の付け根の関節がずれる事によって、テンションがかかるからなんです。
また、左右で首の傾く角度が違う場合も注意が必要です。
肩甲骨の内側に帯状の痛みがあって、首を傾けた時に同じ側につっぱり感を感じる場合は、首の付け根の関節に異常がある可能性が高いです。
首の関節が原因でおこっている肩甲骨の内側の痛みは、首の関節を正常に戻さないと痛みが改善されません。
関節を正常にする施術を専門にしている当院に、ぜひご相談ください。