こんにちは。
今回は、風邪と背中の痛みについてお話をしたいと思います。
風邪をひいた時に、背中が痛くなった経験はありませんか?
風邪をひくと、体の節々が痛くなる事があります。
それは、風邪をひくと風邪の原因であるウイルスをやっつける為に、免疫機構がはたらきます。
その免疫機構がはたらくと、関節が緩んでしまうのです。
このように関節が緩んでしまうと、体の節々が痛くなってしまいます。
ではなぜ、背中に痛みがでるのでしょうか?
それは、背中にある関節が緩むからなんです。
背中の関節が緩む原因は、しつこい咳(せき)やくしゃみによるんです。
咳やくしゃみをすると、かなりの衝撃が胸を構成する胸郭(きょうかく)にかかります。
この衝撃が繰り返されると、胸郭を構成する関節に負担がかかります。
(胸郭は背骨の胸の部分である胸椎と肋骨、胸骨で構成されています。)
背中には、椎骨と椎骨、椎骨と肋骨をつなげる関節があります。
免疫機構のはたらきによって緩みがちな関節に、咳やくしゃみの衝撃が何回も繰り返される事によって、背中の関節がずれてしまいます。
この背中の関節のずれが、背中の痛みの原因となってしまうんですね。
咳やくしゃみによって、そんなに衝撃が体にかかるのでしょうか?
そうなんです、かなりの衝撃がおこるんですね。
咳もなかなかの衝撃力を発しますが、くしゃみはかなりの衝撃力です。
くしゃみによって、5~6mも唾液が飛ぶんです。
5~6mも飛ぶという事は、かなりのエネルギーを発するんです。
1回でもかなりの衝撃が、胸郭に加わります。
それが頻回におこると、風邪の為に緩んでいる関節に、かなりの負担がかかるのはわかりますよね。
どの位の衝撃かというと、くしゃみでぎっくり腰になる位の衝撃が体にかかります。
これは、背中の痛みと同様に、くしゃみの衝撃力が骨盤にある関節をずらしてしまうからなんです。
風邪をひいておこる背中の痛みの原因は、免疫機構が働く事によって背中の関節が緩んでいるところに咳やくしゃみを繰り返す事でおこるんですね。
ほとんどの場合は、風邪が治ると背中の痛みもおさまります。
ところが、風邪が治っても背中の痛みがおさまらない方がいます。
この場合、背中の関節のずれが正常に戻っていない可能性があります。
背中の関節で、ずれている関節を特定して施術する必要があります。
背中の痛みが慢性化している方は、関節を正常にするの施術を専門にしている当院にご相談ください。