こんにちは。
今回は、腰痛とお酒についてお話をしたいと思います。
お酒を飲んで、腰痛が悪化した経験はありませんか?
お酒を飲むと、腰が痛くなる場合があるんです。
お酒と腰痛には、どのような関係があるのでしょうか?
腰痛の原因は、お酒を飲んでいる時の姿勢なんです。
アルコールが体に入ると、気持ち良くなますよね。
気持ちも体もリラックスすると思います。
この時の姿勢が、腰に負担がかかるんです。
腰に負担のかからない姿勢は、腰・膝・足首が直角の姿勢です。
腰の前弯(ぜんわん)を保って、尾てい骨を座面につけないように座ると腰の負担が少ないんです。
(腰の前弯は、腰が自然に前の方になだらかな曲線を描く姿勢です。)
反対に腰に負担のかかる姿勢は、足を投げ出したり、腰から背中を丸める姿勢です。
また、横に傾く姿勢も腰に負担がかかってしまいます。
お酒を飲んでリラックスしている時は、このような腰に負担のかかる姿勢が多いのではないでしょうか。
お酒自体は腰痛の悪化の原因になる事は稀ですが、腰に負担のかかる姿勢が腰痛を悪化させてしまうのですね。
腰の調子の悪い時は、お酒の量を減らして腰の負担のかからない姿勢を保つ事が大事なんです。
また、転倒にも注意が必要です。
アルコールが入ると、脳の一部の小脳が麻痺状態になります。
小脳は運動機能を調整している重要な部位なんです。
人が立っていられるのは、小脳のはたらきによってバランスが保たれているからなんですね。
この小脳が麻痺したら、どうなるでしょうか?
そうなんです、ふらふらと千鳥足になってしまいます。
そうなると、転倒する可能性が高くなりますよね。
また、通常ですと転びそうになると、身構えてダメージを受けないように受け身をとります。
ところが、酩酊状態になると、受け身をとらない事がよくあるんです。
バターンと受け身なしで転倒すると、体のダメージがとても大きくなります。
この状態で腰を打つと、腰盤の関節にダメージが加わって腰痛になったり、腰痛が悪化したりします。
お酒の飲みすぎは、注意が必要なんですね。
一方で、お酒は百薬の長ともいいますね。
お酒を飲むと、血行がよくなりますので体に良いからなんです。
とはいっても、適量が重要なんです。
どのくらいのお酒が適量なのでしょうか?
1日に2単位までが適量なんです。
1単位とは、どのくらいの量なのでしょうか?
日本酒・・・1合
ビール・・・中瓶1本
ワイン・・・1/3本
ウイスキー水割りシングル・・・2杯
ウイスキー水割りダブル・・・1杯
焼酎お湯割り・・・0.6合
お酒がお好きな方には、2単位では物足りない量ではないでしょうか?
ところが、2単位が適量なんですね。
また、アルコールを分解する時に、活性酸素が発生します。
活性酸素のうちフリーラジカルは、病気の元になったり老化を早めてしまいます。
怖いですよね。
ぜひ、適度なお酒で腰痛を予防して、健康を保っていただきたいと思います。