こんにちは。
今回は、呼吸がしづらい原因についてお話をしたいと思います。
呼吸がしづらいと本当にしんどいですよね。
呼吸に悩んでいる方は結構いるんです。
しかも、内臓には異常のない呼吸障害が少なくありません。
なぜ、内臓は正常なのに呼吸障害がおこるかは後で説明しますね。
呼吸が苦しくて病院に行っても、原因がわからなかったりよくわからない診断をされる事もあるようです。
先日来院されて方は、呼吸が苦しくて病院に行ったところ、胃薬を処方されたそうです。
背中にはれている部位があって、その原因が胃からきているという診断で胃薬を処方されました。
胃は全く調子が悪くなかったので胃薬は飲まなかったそうです。
また別の方は、呼吸困難で息を吸う事に問題がありました。
病院に行ったところ、喘息と診断されてステロイドなどを処方されました。
ところが、数か月程服用しても全く呼吸困難が改善しなかったそうです。
呼吸困難の原因が喘息ではなかったからなんですね。
では、何が原因で呼吸困難がおこっていたのでしょうか?
骨格に原因がありました。
骨格の内、胸郭(きょうかく)という胸の部分に異常があると呼吸に問題がおこります。
なぜ、胸郭に異常があると呼吸に問題がおこるのでしょうか?
呼吸をする時に肺がふくらんだりしぼんだりして、空気が出たり入ったりしますよね。
肺は心臓のように動いていると思いませんか?
ところが、肺には筋肉がありませんので肺だけではふくらむ事ができないんです。
ではどのようにして、肺がふくらむのでしょうか?
そこがポイントです。
肺は胸郭という骨格の中にあります。
この胸郭が肋間筋(ろっかんきん)という筋肉によってふくらんだりしぼんだりします。
この胸郭がふくらんだりしぼんだりする事によって、肺もふくらんだりしぼんだりするのです。
という事は、胸郭がふくらみづらくなると、同様に肺もふくらみづらくなってしまうのです。
なぜ、胸郭がふくらみづらくなるのでしょうか?
それは、胸郭を構成している骨をつないでいる関節がずれる事によっておこります。
胸郭は背骨の骨である胸椎、肋骨、胸骨で構成されています。
これらの骨をつなぐ関節がずれると、胸郭はふくらみづらくなるんです。
そうなると、肺も十分にふくらまなくなりますので息が吸いづらくなってしまうのです。
内臓に異常がない呼吸困難は、ほとんどの場合胸郭に異常があります。
胸郭の関節を施術によって正常にすると、その場で呼吸が楽になる事が多いんです。
胸郭が十分にふくらむからなんですね。
病院に行っても改善しない呼吸困難にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。