こんにちは。
今回も、頭痛についてお話をしたいと思います。
頭痛がおこる時とおこらない時があります。
なぜ、おこる時とおこらない時があるのでしょうか?
それは、頭痛をおこす原因が悪化するとおこって、それほど悪くない時には頭痛がおこらないからなんです。
どういう時に頭痛がおこりやすいのでしょうか。
1、天気の悪い時
2、仕事が忙しい時
3、残業した時
4、風邪をひいた時
5、生理の時
6、飛行機にのった時
7、エレベーターにのった時
8、花粉症のひどい時
9、長い時間、スマホをみた時
10、出張や旅行など、移動をした時
このような時に頭痛がおこる事が多いんですね。
頭痛がおこる共通の原因があるのでしょうか?
一見共通点がなさそうですが、実はあるんです。
上記の1~10は全て、首に負担がかかるという共通点があります。
首に負担がかかると、どうなるのでしょうか?
頚椎という首の骨がずれて、椎骨動脈(ついこつどうみゃく)という脳幹(のうかん)にいく血管を圧迫してしまいます。
椎骨動脈は1~6番目の頚椎の中を走行しています。
そのため、頚椎がずれると血管が圧迫されて血流異常がおこってしまいます。
その血流異常によって、頭の血管に炎症がおこる事によって頭痛がおこります。
上記の1~10は頚椎がずれやすい状況なんですね。
1、天気が悪い時は、低気圧と言うとおり気圧が下がります。
気圧が下がると、関節を安定させている空気の圧力が下がりますので、頚椎がずれやすくなります。
2、仕事が忙しいと、パソコンをみる時間や書類を書く時間などが長くなります。
長い時間、下を向く事によって首に負担がかかりますので、頚椎がずれやすくなります。
3、残業した時も同様ですね。
4、風邪をひくと体の節々が痛くなりますよね。
それは、免疫機構が強く働く事によって、全身の関節が緩むからなんです。
頚椎もずれやすくなりますので、頭痛がおこります。
5、生理の時は女性ホルモンがたくさんでます。
女性ホルモンがたくさんでると関節が緩みますので、頚椎がずれやすくなるんです。
6、飛行機にのって離陸すると、急激に気圧が下がります。
気圧が下がると、関節を安定させている空気の圧力が急に下がりますので、頚椎がずれやすくなります。
7、エレベーターにのった時も同様です。
特にスカイツリーなどの高速エレベーターは気圧の変化が大きいので頚椎がずれやすくなります。
8、花粉症などのアレルギー症状のある時も、関節が緩みやすくなりますので頚椎がずれやすくなります。
9、長い時間、スマホをみて頭痛がおこった事はありませんか?
それは、長い時間下を向いている事によって、頚椎がずれた可能性が高いんです。
10、出張や旅行などで長い距離を移動すると関節に負担がかかります。
車、バス、飛行機、電車に乗ると姿勢が悪くなります。
悪い姿勢のところに、乗り物の振動が加わりますので関節に負担がかかるんですね。
最もよくないのが、移動中に寝てしまう事です。
シートに座って頭が前に落ちた状態で寝てしまうと、かなり頚椎に負担がかかります。
その結果、頚椎がずれて頭痛がおこるんです。
どうすれば、頭痛が予防できるのでしょうか?
頭痛の予防には、頚椎の負担を減らす事がとても重要なんです。
頚椎に負担を減らす事で、頭痛の頻度や強さが軽減されます。
それでも、なかなか頭痛が改善されない方は、当院にご相談ください。