こんにちは。
今回は、首の痛みについてお話をしたいと思います。
首に不調のある方は多いですね。
というのも、生活の中で首に負担のかかる場面が多いからなんです。
日常生活や仕事で下を向く姿勢をとる事が多いと、首に負担がかかって首の不調の原因となるんです。
コンピューターやスマホを長い時間見たり、読書や勉強なんかも首に負担がかかってしまいます。
首の痛みは大きく分けると、頭に近い部分に痛みがでる場合と、肩に近い部分に痛みがでる場合があります。
頭に近い部分に痛みがでる場合は、上位の頚椎(けいつい)がずれている事が多いんです。
首の骨である頚椎は第1頚椎から第7頚椎まであります。
その内の第1頚椎から第3頚椎までの上位の頚椎がずれると、首の上の方の頭に近い部分に痛みがでます。
また、頭を回したり倒したりした時に首筋がつっぱる場合もこの第1頚椎から第3頚椎の関節がずれている事が多いですね。
上位頚椎の中で、第1頚椎が大きくずれると頭痛の原因になります。
脳にいく椎骨動脈(ついこつどうみゃく)という血管を圧迫してしまうからなんです。
肩に近い部分に痛みがでる場合はどうでしょうか。
この部位の痛みで多いのは、首と胸の背骨の境目の関節がずれた場合です。
背骨の首の部分を頚椎(けいつい)といいます。
そして、胸の部分を胸椎(きょうつい)といいます。
この頚椎と胸椎の境目の関節がずれると、肩に近い首の付け根に強い痛みがおこります。
この場合は首を動かすと、首の付け根から肩にかけてつっぱります。
この部分の痛みは強く、痛くて眠れなくなるという場合もある位なんです。
痛くて眠れないと、十分な睡眠がとれませんので、つらいですよね。
このように、首の痛みの原因は上位頚椎か頚椎と胸椎の境目の関節がずれている事が多いんです。
関節がずれると、筋肉が張ったりこったりしますので筋肉が原因と感じるかもしれませんが、実は関節が原因という事が本当に多いんです。
首の筋肉が張ったりこったりしているからといって、マッサージをする事はお勧めできません。
なぜでしょうか?
首をもむ事によって、ずれている首の関節をさらにずらしてしまう可能性があるからなんです。
首の関節のずれが大きくなると、首の張りやこり痛みは増幅してしまいます。
首の痛みや張り、こりなどの違和感は、ほとんどが首の関節のずれなんです。
首の関節のずれを元に戻す事が、症状の改善には絶対に必要なんですね。
首の痛み、張り感やこりでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。