こんにちは。
今回は、30代男性の片頭痛についてお話をしたいと思います。
その方は営業職で、外回りとオフィスでの仕事を行っています。
外回りの時はあまり頭痛はおこりませんが、オフィスでの仕事が続いたり、残業で長い時間にわたってオフィスで仕事をすると、強い頭痛がおこるという状況でした。
頭痛がおこると、集中力や思考力がだんだんと下がっていき、頭痛が強くなると何も考えられなくなっていまい困っていました。
また、あまり胃腸が強くないために鎮痛薬をも制限して服用していました。
その為、薬を服用しないで頭痛を改善したいとう強い希望があったのです。
頭痛の原因は何だったのでしょうか?
首に負担のかかるパソコン業務が原因でした。
首に負担がかかり、首の関節がずれてしまった事が原因です。
首には頚椎(けいつい)という頭を支える骨が7つあります。
この7つの頚椎が積み重なって、その上に頭がのっています。
頚椎は頭を支える重要な役割りをしています。
頭は上下左右によく動きますよね。
それは、頚椎がいろいろな方向に可動するからなんです。
可動性の高い関節ほどずれやすいんです。
可動性が高い事がかえって、首の骨をずれやすくする要因でもあるんです。
首の骨はよく動く分だけ、ずれやすい骨なんですね。
頚椎がずれると、なぜ頭痛がおこるのでしょうか?
頚椎の1番目から6番目には、穴があいていてその中を脳にいく重要な動脈が通っています。
頚椎がずれると、その動脈を圧迫してしまい、脳にいく血流に異常がおこります。
それによっておこる、頭の血管の炎症が頭痛をおこす大きな原因なんです。
実際にその男性も、頚椎のずれが大きくなると頭痛がおこりました。
施術で頚椎のずれを正常に戻すと、頭痛はおさまります。
外回りでは首の負担が少ないので頭痛がおこりづらいのですが、オフィスで長い時間パソコン業務を行うと、首に負担がかかるので頭痛がおこりやすくなってしまいます。
頚椎を正常にする施術とパソコン業務の姿勢を改善する事によって、頭痛の強さと頻度はかなり改善しました。
ところが、深夜にまで及ぶ残業が続くと、姿勢が悪くなってしまい首に負担がかかる状況になります。
現在は、ほぼ頭痛はなくなりましたが、残業が続くときだけ軽い頭痛がおこります。
残業時の姿勢や残業時間の短縮ができれば、頭痛は消失すると考えています。
また、頭痛薬は全く服用しなくなりましたので、胃腸への負担は軽くなった事は大変喜ばれました。
頭痛がほぼなくなった事と、頭痛薬を服用しなくてよくなったので本当に良かったです。
頭痛でお悩みの方は、首の骨のずれが原因でおこっている可能性があります。
ぜひ、当院にご相談ください。

