こんにちは。
今回は、強い肩こりの原因についてお話をしたいと思います。
肩に鉄板が入っているような肩こりや、肩に岩がのっているような強い肩こりについてです。
30代の女性は、このような強い肩こりに悩んでいました。
つらいですよね。
以前に、肩こりは首の関節のずれが原因というお話をしました。
首の関節がずれると頭が不安定になるので、肩の筋肉に力を入れて頭を安定させる体の反応が肩こりなんです。
強い肩こりのおこる原因は、首の関節のずれの他にもあるんですね。
何が原因で強い肩こりがおこるのでしょうか?
それは、第1肋骨の関節のずれが原因なんです。
肩こりの原因が肋骨!?
と思いませんか?
肋骨は何本あるか知っていますか?
肋骨は第1肋骨から第12肋骨まで、12本あります。
首のあたりから始まって、かご状の胸郭(きょうかく)を形成します。
肋骨というと脇腹のあたりをイメージすると思いますが、脇腹のあたりは第6肋骨から第10肋骨にあたるんですね。
第1肋骨は、鎖骨のやや下にある骨なんです。
首の付け根から肩にある骨、というイメージでいいと思います。
この第1肋骨の関節がずれると骨格が不安定になりますので、肩の筋肉を強く緊張させて骨格を安定させます。
この肩の筋肉の緊張が、強い肩こりをおこすんです。
その女性は、右肩に強い肩こりがありました。
触診をすると、右の第1肋骨が上にずれていましたので、これが強い肩こりの原因だったのです。
肩こりを解消するには、この第1肋骨を正常に戻す必要があります。
ここで、注意が必要な事があります。
それは、第1肋骨が単独でずれているのか、骨格の影響なのかどうかという事なんです。
というのも、第1肋骨は胸郭(きょうかく)という骨格の1番上にあります。
ですので、胸郭がゆがむとその影響で第1肋骨がずれてしまうのです。
第1肋骨が単独でずれているのか、骨格がゆがむ事によってずれているのかを確認する必要があるんですね。
骨格がゆがんでいる場合は、骨格を正常に戻す必要があります。
その女性の場合は、単独で第1肋骨がずれていました。
施術によって、第1肋骨を正常な状態に戻すと、肩の筋肉の緊張がなくなって肩が軽くなりました。
このように、強い肩こりは第1肋骨のずれが原因という可能性があります。
強い肩こりでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。