こんにちは。
今回は、肩こりが強くなったり弱くなったりする原因についてお話をしたいと思います
慢性的な肩こりをお持ちの方は、肩こりが強くなってつらいを感じたり、今日は軽いなと感じる事があるのではないでしょうか?
なぜ、肩こりが強い日と弱い日があるのでしょうか?
残業が続いたり、パソコンやスマホを長い時間みた後などに肩こりが強くなると思います。
ところが、特別に首に負担をかけていないのに肩こりが強い日があると思います。
なぜ、首に負担がかかっていないにもかかわらず、肩こりが強くなるのでしょうか?
それは肩こりをおこしている原因が、悪化するからなんです。
肩こりをおこしている原因は何でしょうか?
一過性の筋疲労による肩こり以外は、首の関節がずれる事によって肩こりがおこります。
首は頭を支える重要な役割りがありますが、首の関節がずれると頭が不安定になります。
そこで、頭を安定させる為に肩の筋肉を緊張させて頭を支えるのです。
この時の肩の筋肉の緊張を、肩こりとして感じるんですね。
肩こり筋として有名な僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)といった筋肉が緊張して頭を支えます。
首の関節のずれが大きくなるほど頭が不安定になりますので、肩の筋肉の緊張を強めて頭を安定させるので、肩こりが強くなります。
首の関節のずれと肩こりの強さは、基本的に比例するんですね。
ですので、首の関節のずれが大きくなる状況になると、肩こりが強くなります。
では、どのような状況で関節のずれが大きくなるのでしょうか?
1、天気の悪くなる時
2、風邪をひいた時
3、花粉症などアレルギー症状がでる時
4、生理(月経)の前後
5、長い時間のデスクワーク、運転などの首の負担の大きい時
6、長い時間の読書、パソコン、スマホなど首の負担の大きい時
天気が悪くなる事を、低気圧をいいますよね。
気圧が下がるという事なんです。
気圧が下がると、体にかかる空気の圧力が下がるので関節が緩みやすくなります。
元々ずれている首の関節が、さらに緩みますので肩こりも強くなります。
また、風邪をひいたり、アレルギー症状がでると免疫機構が活発になります。
免疫機構が活発になると、全身の関節が緩みます。
風邪をひいた時に、体の節々が痛くなった事はありませんか?
これは、免疫機構が活発になって、全身の関節が緩んでおこった関節痛なんです。
首の関節のずれも大きくなりますので、肩こりが強くなります。
そして、生理の前後では女性ホルモンがたくさんでます。
女性ホルモンも、関節を緩める働きがあります。
ですので、生理になると首の関節のずれが大きくなって肩こりが強くなってしまいます。
長い時間の首に負担のかかる動作や作業は、最も肩こりを強く感じます。
頭を前に倒すと、肩の筋肉で頭を支えます。
それが長い時間になると、筋肉が疲労しますので筋疲労性の肩こりがおこります。
さらに、頭を倒していると首の関節にも負担がかかって、首の関節のずれが大きくなります。
肩の筋疲労性の肩こりと首の関節のずれによる肩こりが重なりますので、強い肩こりになってしまうのです。
逆に天気の良い日や、仕事の負担の少ない日は肩こりが弱くなります。
40~50分のウォーキングをしても肩こりが軽くなります。
首の関節は歩く事によって、関節のずれが元に戻るからです。
ウォーキングの時は正しい姿勢で大股で歩く事が必要です。
アゴを引いて、頭を立てて歩いてみてください。
このように、肩こりが強くなったり弱くなったりする原因は、首の関節のずれの大きさによるんですね。
首の関節のずれを正常に戻すと、肩こりはかなり改善します。
慢性的な肩こりでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。