こんにちは。
今回は、出産してからおこる尿失禁について、お話をしたいと思います。
尿失禁にお悩みの方は、少なくありません。
出産後におこる方や、出産後にひどくなるという方もいます。
病院に行って治療を受けても、なかなか改善・解消しない場合のあるやっかいな症状なんですね。
なぜ、病院に行っても解消しない場合があるのでしょうか?
処方された薬が効かないからなんです。
薬の効果がない場合は、いくら薬を服用しても尿失禁の改善が期待できません。
また、薬は副作用もこわいですよね。
なぜ、薬で尿失禁が改善されないのでしょうか?
それは、原因が内臓系ではなくて、骨盤のゆがみからおこっている尿失禁だからなんです。
骨盤がゆがむと、尿の排出を抑える筋肉に十分に力が入らなくなります。
また、膀胱が十分にふくらまなくなりますので、尿失禁の原因となってしまいます。
その結果、ふとした事で尿が漏れたり、トイレが間に合わなくなってしまう場合もあります。
骨盤がゆがむ原因はいろいろありますが、中でも出産は骨盤がひろがりますので、骨盤がゆがみやすくなります。
産道を広げる為に、出産時に骨盤をひろげるんですね。
通常であれば、出産後に骨盤は元の形に戻りますが、骨盤がひらいたままですと、尿失禁の原因となってしまいます。
また、出産後にひらいた骨盤が元に戻る時に、ゆがんで戻ってしまう場合があります。
出産でひろがった骨盤が、出産後に元に戻るまでは安静にする必要があります。
この時期に無理をすると、骨盤がゆがむ大きな原因となってしまいます。
このように骨盤がゆがんで戻った場合も、尿失禁の原因となってしまいます。
さらに、骨盤がゆがむと切迫性尿失禁の原因にもなってしまいます。
というのも、先程お話したように、骨盤がゆがむと膀胱が十分にふくらまなくなるので十分に尿をためる事ができなくなるからなんです。
なぜ、骨盤がゆがむと膀胱がふくらまなくなるのでしょうか?
骨盤は体を支えるという役割の他に、内臓を守る容器としての役割があります。
骨盤内蔵という、体の下の方にある内臓を保護しているのです。
容器としての役割のある骨盤がゆがむと、中に入っている内臓が影響を受けます。
骨盤がゆがむ事によって、骨盤の容積が減少します。
そうすると、中に入っている内臓が圧迫されたり、形状が変わったりする事によって、内臓の機能が十分にはたらかなくなってしまうのです。
骨盤の容積が減少する事によって、膀胱が十分にふくらまなくなると、尿をためる量が減ります。
ですので、トイレが近くなったり、切迫性尿失禁の原因となってしまうのです。
また、骨盤がゆがむと骨盤に関係する筋肉にも影響がでます。
ヒップラインが左右対称でなくなるのは、骨盤のゆがみが原因という事が少なくありません。
尿の排出をしっかりと抑えるのも筋肉です。
骨盤がゆがむ事によって、この筋肉の働きが十分でなくなると、我慢できずに尿が漏れてしまうのです。
このように、出産によってひろがった骨盤が十分に元に戻らなかったり、元に戻る時に骨盤がゆがむと尿失禁の原因となってしまいます。
このような場合は、骨盤矯正によって骨盤を正常な状態に戻す必要があります。
なかなか改善しない尿失禁でお悩みの方は、骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。
ぜひ、当院にご相談ください。