こんにちは。
今回は、股関節の痛みについてお話をしたいと思います。
40代の男性で、歩くと右の股関節に痛みがでる方のお話です。
以前にいろいろな所で検査をしても、右の股関節に異常はなく困っていました。
なぜ異常のない股関節に、痛みがでるのでしょうか?
股関節の痛みは、歩き方が原因でした。
かばって歩く事によって、痛みがでていたのです。
かばう事によって、痛みがでる事は少なくないんですね。
この男性の場合は、左足の関節に異常がありました。
左足をかばって歩く事によって、右の股関節に痛みがでていたのです。
痛みが出ても股関節自体は問題がないので、検査では右の股関節には異常がないのも納得できます。
左の足首の関節の異常は、以前に左の足首を強く捻挫した事が原因でした。
足首を確認すると、正常な右と比べて可動域制限があります。
足首の動きが悪くなっているのです。
なぜ、動きが悪くなるかというと、関節に異常があるからなんですね。
強く捻挫をした影響が、まだ足首の関節に残っている状態なんです。
歩行を見てみると、その影響で左足をかばうように歩くので、右の股関節に負担がかかっている事が確認する事ができました。
まず、左の足首の関節を整復して正常にします。
可動域が左右の足首が同じになる事で、確認ができます。
再び歩行を見ると、明らかに歩き方が以前と比べると変わりました。
まだ少しかばって歩くために、右の膝が外に向くような歩き方が残っています。
膝をまっすぐ前に出して歩くようにしていただきました。
歩き方を意識したところ、歩いても右の股関節に痛みがでなくなりました。
歩く事がお好きな方ですので、股関節の痛みがなくなって本当に良かったです。
歩くと股関節が痛くなる場合は、原因がいくつかあります。
1、骨盤のゆがみ
2、股関節のずれ
3、股関節の疾患
4、歩き方
5、足をかばって歩く
股関節は骨盤にある関節ですので、骨盤がゆがむと股関節の位置が変わります。
股関節の位置が変わる事によって、痛みがおこります。
また、股関節がずれると、痛みがおこります。
大腿骨頭壊死などの股関節の疾患によっても、股関節が痛みます。
股関節に負担のかかる歩き方ですと、痛みの原因になります。
足をかばって歩く事によっておこる痛みは、かばっている原因を解明して施術をおこなう必要があります。
股関節の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。