駒込 鼠径部痛 股関節でもリンパ節が原因でもない足の付け根の痛み 原因は?

    こんにちは。

     

    今回は、鼠径部(そけいぶ)の痛みについてお話をしたいと思います。

     

    鼠径部とは、足の付け根の前側の部分です。

     

    足の付け根の痛みは、多くは鼠径部痛症候群(そけいぶつうしょうこぐん)であったり、リンパ節の炎症によっておこります。

     

    また、足の付け根には股関節がありますから、股関節に異常があると痛みます。

     

    鼠径部痛症候群は、いろいろな症状の総称です。

     

    股関節や左右の恥骨をつなぐ恥骨結合の異常、そして鼠径ヘルニアや肉離れなどによって、足の付け根が痛むものをいいます。

     

    サッカーや陸上などの、運動選手によくみられるんですね。

     

    鼠径リンパ節の炎症は、足に菌やウイルスが侵入した時におこります。

     

    足に侵入した菌やウイルスをリンパ節に集めて、菌やウイルスをやっつける時に炎症がおこって痛みます。

     

    また、梅毒などの性感染症によっても、鼠径リンパ節に痛みがおこります。

     

     

    では、鼠径部痛症候群でも鼠径リンパ節の炎症でもない足の付け根の痛みは、何が原因なのでしょうか?

     

    原因のひとつは骨盤の拡張なんです。

     

    骨盤は背骨の最下部にある仙骨(せんこつ)に、左右の寛骨(かんこつ)が後方でつながっていて、

    前方では左右の恥骨がつながっています。

     

    この左右の寛骨が広がると、足の付け根に痛みがでる場合があるのです。

     

    この場合、左右の恥骨がつながっている恥骨結合に負担がかかりますので、恥骨結合を押すと痛みが強くなります。

     

    足の付け根の痛みの中ではまれではありますが、まれな分だけ見過ごされやすい部位なんですね。

     

    確認方法として、鼠径部を押した時に痛みが強くなります。

     

    鼠径リンパ節の炎症の炎症でも、同様に痛みが強くなりますがリンパ節に炎症がおこると腫れるので炎症がおこっているかはすぐにわかります。

     

    鼠径リンパ節に炎症がおこっていないにもかかわらず鼠径部を押すと痛みが強くなる場合は、骨盤が拡張している可能性があります。

     

    鼠径部痛症候群でもなく、鼠径リンパ節の炎症でもないのに、足の付け根に痛みがある場合は骨盤矯正を専門にしている当院にぜひご相談ください。

     

    ピンク色の部分が寛骨(かんこつ)です。左右のこの寛骨が拡張すると、足の付け根の痛みの原因になります。この場合、骨盤矯正で寛骨を正常に戻す必要があります。
    ピンク色の部分が寛骨(かんこつ)です。左右のこの寛骨が拡張すると、足の付け根の痛みの原因になります。この場合、骨盤矯正で寛骨を正常に戻す必要があります。