こんにちは。
今回は、繰り返すぎっくり腰の解消方法についてお話をしたいと思います。
ぎっくり腰を初めて経験した方で、その後、ぎっくり腰が慢性化して繰り返すケースは少なくありません。
ぎっくり腰が慢性化すると、大変ですよね。
生活の中で、いつ再びぎっくり腰になるかもしれない、という不安が常につきまとうからです。
仕事や家事はもちろんの事、不安の為にスポーツや旅行も思う存分楽しむ事ができなくなります。
生活の中で制限があるというのは、いやなものです。
なぜ、一回ぎっくり腰を経験すると、その後ギックリ腰を繰り返してしまうのでしょうか?
それは、一回ぎっくり腰を経験すると腰が完全には元には戻らないからなんです。
ぎっくり腰をする事によって、腰の不安定な状態が続きます。
そのような状態で、腰に負担がかかると、再びぎっくり腰になってしまうんですね。
では、腰がどのような状態になるとぎっくり腰になるのでしょうか?
多くは、骨盤にある人体で一番大きな関節がずれる事によるんですね。
何という関節でしょうか?
仙腸関節という骨盤にある非常に重要な関節です。
せんちょうかんせつ、と読みます。
なぜ、仙腸関節というのでしょうか?
背骨のいちばん下にある仙骨(せんこつ)と、腸骨(ちょうこつ)という骨で構成されていますので仙腸関節というんですね。
腸骨は寛骨(かんこつ)という、足の付け根である股関節がある骨の一部です。
仙腸関節は、上半身と下半身を連結しているような構造の関節ですので、大きな負担がかかる関節なんです。
人体でいちばん大きな関節というのも、うなずけます。
ぎっくり腰は、この仙腸関節が許容範囲をこえてずれる事によっておこります。
ぎっくり腰はいろいろな原因でおこりますが、最も多いのは重い物を持ち上げた時におこるぎっくり腰ではないでしょうか。
これは、上半身で持ち上げた重さに、仙腸関節が耐えられなくなってずれる事によります。
そして、いったん大きく仙腸関節がずれると、完全に元に戻らなくなってしまうのです。
ぎっくり腰を経験した後に、腰の不安定感や重さやだるさが残るのは、仙腸関節のずれが残っているからなんですね。
また、仙腸関節のずれが残っていると、仙腸関節にそれ程大きな負担がかからなくてもぎっくり腰になってしまいます。
この仙腸関節のずれが残っている状態が、繰り返すぎっくり腰の原因なんですね。
ですので、繰り返すぎっくり腰を予防するには、仙腸関節のずれを正常な状態に戻す必要があります。
骨盤の要である仙腸関節を、しっかりと正常な状態に戻せばよほどの大きな負担が腰にかからない限りぎっくり腰が再発する事がなくなります。
ぎっくり腰の心配をする必要のない生活は、気持ち的にもとても楽になります。
繰り返すぎっくり腰でお悩みの方は、骨盤矯正(仙腸関節の整復)を専門にしている当院に、ぜひご相談ください。