こんにちは。
今回は、慢性的な足の裏の痛みについてお話をしたいと思います。
歩くと足の裏に痛みがおこる事はありませんか?
歩いている時に、つちふまずや足の指の付け根付近におこる慢性的な痛みです。
このような場合、足の裏の筋肉に痛みがおこるので、足の裏をもんだりさすったりする方もいると思います。
ところが、もんだりさすったりしても、なかなか足の裏の痛みは改善しないのではないでしょうか?
なぜ、痛みのおこる足の裏の筋肉をほぐしても痛みが改善しないのでしょうか?
それは、足の痛みの原因が足の裏にはないからなんです。
足の裏の痛みは症状であって、原因ではないからなんですね。
では、何が原因で足の裏に痛みがでるのでしょうか?
腰の関節のずれが原因なんです。
腰の関節!?
と思いますよね。
腰と足の裏は離れていますので、そう感じるのも無理はないと思います。
つちふまずを指圧してつちふまずが痛む場合は、腰が悪いからという話を聞いた事はありませんか?
わりと一般的にいわれている話ではないでしょうか。
中学生の頃にこの話を聞いた時は、なんでつちふまずに痛みがあると腰が悪いのかが全くわかりませんでした。
当時は、足の裏にあるつぼに痛みがおこるのだと思っていました。
ところが、実際はつぼではなくて筋肉の緊張が痛みの原因なんです。
足の裏の筋肉にテンションがかかって緊張しているので、指圧すると痛みがおこるんですね。
また、足の裏の筋肉にテンションがかかった状態ですと、歩いている時に緊張が強くなって痛みがおこります。
ではなぜ、腰が悪いと足の裏の筋肉にテンションがかかるのでしょうか?
腰には、骨格の要である骨盤があります。
この骨盤がゆがむと、腰は悪い状態になります。
そして、骨盤がゆがむ事によって、脚の裏側の筋肉が引っぱられてしまいます。
どうして骨盤がゆがむと脚の裏側の筋肉が引っぱられてしまうのでしょうか?
脚の裏側の筋肉は、骨盤を構成する骨である寛骨(かんこつ)という骨につながっています。
寛骨には、でっぱった部分がおしりの下にあります。
そのでっぱった骨の部分から脚の裏側の筋肉の一部がつながっているんですね。(坐骨結節:ざこつけっせつといいます。)
骨盤がゆがむと、このでっぱった骨の部分が上にずれます。
このでっぱった骨の部分が上にずれると、脚の裏側の筋肉は引っぱられてしまいます。
そうなると、太ももからふくらはぎ、そして足の裏の筋肉にテンションがかかります。
このようにして、骨盤がゆがむ事によって足の裏に筋肉にテンションがかかると指圧でつちふまずが痛くなったり、歩いている時に足の裏が痛くなるという事がおこるんです。
骨盤のゆがみが、足の裏の痛みをおこしていますので、骨盤のゆがみを正常な状態に戻す事が足の裏の痛みを改善・消失させるには必要なんですね。
足の裏に痛みがある方は、骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。
慢性的な足の裏の痛みのある方は、骨盤矯正を専門にしている当院に、ぜひご相談ください。