こんにちは。
今回は、呼吸と骨格の関係についてお話をしたいと思います。
呼吸と骨格には関係がある事を、知っていますか?
呼吸は、肺や気道が関係していますよね。
また、骨格は約200個の骨がつながって体を支えて体型をつくっているものです。
一見したところ、あまり関係性がないように思えますよね。
ところが、大きな関係があるんです。
肺は、ふくらむことによって空気を吸い込みますよね。
ところが、肺自体はふくらむ事ができないんです。
では、どのようにして肺はふくらむのでしょうか?
ここで、呼吸と骨格は関係するんですね。
肺は胸郭(きょうかく)という、カゴ状の骨格の中にあります。
肋骨のある部分ですね。
胸郭は肋骨と背骨の胸の部分(胸椎:きょうつい)と胸骨(きょうこつ)で構成されています。
このカゴ状の胸郭がふくらむ事によって、胸郭の中にある肺がふくらむのです。
では、骨格がゆがむ事によって、胸郭がゆがむとどうなるでしょうか?
胸郭がゆがむと、胸郭が正常にふくらまなくなってしまいます。
胸郭が正常にふくらまないと肺も正常にふくらまなくなってしまうのです。
肺が正常にふくらまなくなると、空気を正常に吸い込む事ができなくなってしまいますよね。
その結果、息苦しくなったり、十分に空気が吸えなくなるような状態になってしまうのです。
このように、骨格の胸の部分である胸郭がゆがむと、呼吸に障害がでる事があるんですね。
呼吸と骨格には、大きな関係があるんですね。
ではなぜ、胸郭がゆがんでしまうのでしょうか?
多くは背骨がゆがむ事によって、胸郭がゆがみます。
胸郭は背骨と肋骨と胸骨で構成されていますので、背骨がゆがむと胸郭全体がゆがんでしまうからです。
では、背骨がゆがむ原因は何でしょうか?
骨盤が、ゆがむ事が原因です。
背骨は骨盤の上にある骨ですので、骨盤の影響を強く受けるんですね。
このように、骨盤がゆがむと背骨がゆがむ事によって胸郭がゆがむ可能性があります。
背骨がゆがむと、どうなるでしょうか?
体が傾いたり、左右の肩の高さが違ったりします。
このような方は、先程お話したように呼吸に影響がでている場合があります。
以前に比べて息苦しくなったり、階段や坂道で息が切れたりするようになった場合は、胸郭のゆがみが原因かもしれません。
病院では原因のわからない息切れや息苦しさは、骨格のゆがみという事が少なくありません。
原因不明の息切れや息苦しさでお悩みの方は、骨格の矯正を専門にしてる当院にご相談ください。