こんにちは。
今回は、慢性腰痛と年齢の関係についてお話をしたいと思います。
腰痛というと、年配の方に多いイメージがあるのではないでしょうか?
一般的に、加齢によって腰痛がおこったり悪化するイメージがあるからだと思います。
ところが、10代や20代で腰痛に悩んでいる方は少なくありません。
一方で、高齢の方でも全く腰痛のない方も少なくありません。
なぜ、加齢が腰痛の原因だとすると、年を重ねても腰痛にならない方がいるのでしょうか?
それは、腰痛と年齢があまり関係がないからなんですね。
もし、年をとることが腰痛の原因だとすると、10代や20代で腰痛になる方はほとんどいないはずです。
また、高齢の方のほとんどが腰痛になるはずです。
年をとると、顔のしわが増えたり、髪が白くなったりしますよね。
これは、明らかに加齢によるものです。
高齢の方で、20代のように顔のしわがない方はまずいません。
一方で、10代や20代で顔にしわがある方もまずいませんよね。
もちろん、やけどや疾患などの影響でしわができる場合もありますが、極めてまれです。
腰痛も、顔のしわくらいの確率で年とともに増加しているのであれば、加齢が原因といえます。
ところが、先ほどお話したように若い方に腰痛の方がたくさんいる一方で、高齢者でも腰痛でない方が少なくないということから、加齢が腰痛の原因ではないと考えられます。
なぜ、若い方でも腰痛になるのでしょうか?
それは、加齢のほかに腰痛をおこす原因があるので、若い方も年配の方も腰痛になるのです。
では、何が原因で腰痛がおこるのでしょうか?
慢性腰痛の場合は、ほとんどが骨格のゆがみが原因なんです。
ですので、骨格がゆがむと若い方でも腰痛になります。
骨格がゆがまなければ、年配の方でも腰痛にならないんですね。
筋肉性の腰痛もありますが、筋肉の損傷はそれほど回復に長い期間はかかりませんので、長年にわたる慢性腰痛の場合は、骨格のゆがみが原因なんです。
骨格のどこの部位がゆがむと慢性腰痛になるのでしょうか?
最も多い部位は、骨盤です。
骨盤がゆがむと、腰痛がおこります。
また、背骨のゆがみも腰痛の原因になります。
背骨のうち、腰椎(ようつい)という腰の部分と、腰椎と胸椎(きょうつい)の境目の関節である胸腰椎移行部(きょうようついいこうぶ)の部分に異常がおこると腰痛の原因になります。
股関節の異常を腰痛と感じる場合があります。
股関節の異常は、多くは足の付け根部分やおしり、太ももに症状がでますが、まれに腰痛のような症状をおこす場合があるからなんですね。
なお、傾向として慢性腰痛の改善は年配の方よりも若い方の方が早い傾向にあります。
ところが、若い方でも改善に時間がかかる場合もあれば高齢の方でも早く腰痛が解消される場合も少なくありません。
このように、慢性腰痛と年齢はあまり関係がないと考えられます。
慢性腰痛をおこしている骨格のゆがみを正常な状態に戻せば、慢性腰痛は改善・解消していきます。
腰痛でお悩みの方は、骨格の矯正を専門にしている当院にご相談ください。