こんにちは。
今回は、なかなかなおらない太ももの痛みについてお話をします。
太ももの痛みは、筋肉の損傷が原因でおこることが多いです。
大腿四頭筋やハムストリングス、内転筋群が損傷すると、痛みがおこります。
筋肉の痛みは、通常ですと、なおるのにそれほど長くかかりません。
スポーツ選手がおこす肉離れのような強い損傷でないかぎりは、3週間ほどでなおります。
では、長い期間なかなか治らない太ももの痛みの原因は筋肉ではないのでしょうか?
そうなんです。
損傷を繰り返さないかぎりは、筋肉の痛みが長期にわたることはほとんどありません。
では、長引く太ももの痛みの原因は何でしょうか?
関節の異常なんです。
多くは、骨盤の関節(仙腸関節)や股関節の異常が原因となります。
なぜ、骨盤や股関節に異常があると太ももに痛みがおこるのでしょうか?
骨盤からは、股関節をまたいでたくさんの筋肉が下肢につながっています。
これらの筋肉が収縮することによって、股関節は動きます。
では、骨盤がゆがんだり、股関節の位置がかわると、どうなるでしょうか?
骨盤から下肢につながっている筋肉の走行がかわります。
そうすると、筋肉にテンションがかかって、痛みがおこるんですね。
筋肉に痛みや張りを感じるので、筋肉に異常があると感じます。
ところが、筋肉の痛みや張りはあくまでも症状であって、症状をおこしている原因ではないんです。
症状のある筋肉を治療してもなかなか改善しないのは、症状をおこしている原因が筋肉ではないからなんですね。
当然ですが、症状をおこしている原因が関節の場合は、関節を整復して正常な状態に戻すことが症状の改善・消失に必要となります。
なかなかなおらない太ももの痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。