こんにちは。
今回は、しりもちと、骨盤のゆがみについてお話をします。
しりもちと、骨盤のゆがみには関係があるのでしょうか?
実は、大きく関係しています。
しりもち特有の、骨盤のゆがみがあるのです。
どのような、骨盤のゆがみでしょうか?
骨盤の下の部分に、左右に出っ張っている部分があります。
おしりの下のかたく出っ張っている部分で、触れることができます。
この部位は坐骨結節(ざこつけっせつ)といって、座っている時に体を支える部分です。
しりもちをつくと、床にこの坐骨結節がぶつかって強い衝撃がかかります。
そうすると、坐骨結節にかかった力が仙腸関節(せんちょうかんせつ)を動かしてしまうので、骨盤がゆがんでしまうのです。
どのように、骨盤がゆがむのでしょうか?
寛骨(かんこつ)という骨盤の左右に張り出している部分が、後にずれてしまうのです。
しりもちは、ついたことのない人はいないくらいよくおこる転倒ですが、慢性的な腰の不調の原因となる場合がよくあるのです。
腰痛はもちろん、階段の上り下りがつらい、長く歩けないなどの腰の不調がおこります。
子供のしりもちも、注意が必要です。
なぜ、注意が必要なのでしょうか?
成長痛の原因となるからなんですね。
膝の下の部分に痛みがある子供は、しりもちをついて骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。
なぜ、しりもちをつくと膝の下に痛みがおこるのでしょうか?
しりもちをつくと、寛骨(かんこつ)が後ろにずれるとお話をしましたね。
寛骨が後ろにずれると、膝の下につながる筋肉が引っぱられてテンションがかかります。
どの筋肉でしょうか?
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という筋肉なんですね。
大腿四頭筋は、太ももの前側にある大きな筋肉です。
大腿四頭筋は4つの筋肉で構成されています。
そのうちのひとつに、大腿直筋(だいたいちょっきん)という筋肉があります。
この大腿直筋は、寛骨の前側につながっています。
寛骨が後ろにずれると、大腿直筋はどうなるでしょうか?
そうなんです、引っぱられて大腿四頭筋にテンションがかかってしまうのです。
その結果、大腿四頭筋がつながっている膝の下に痛みがおこるのです。
骨盤のゆがみを正常な状態に戻すと、膝の下の痛みは改善するのでしょうか?
その通りなんですね。
この場合の膝の下の痛みは、骨盤のゆがみが原因ですので、骨盤のゆがみがなくなると痛みもおさまります。
しりもちをついてから、腰の調子が悪くなった方は、骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。
骨盤矯正を専門にしている当院にご相談ください。