こんにちは。
今回は、骨盤のゆがみ以外の慢性腰痛の原因についてお話をします。
慢性腰痛の原因として、骨盤のゆがみはもっともよくみられる原因です。
では、骨盤のゆがみ以外では、どのような原因があるのでしょうか？
腰痛の原因として、関節由来の腰痛は股関節と背骨の関節の異常があります。
以前にお話したように、骨盤からはたくさんの筋肉が、股関節を介して太ももの骨につながっています。
ですので、股関節に異常があると、これらの骨盤から太ももの骨につながっている筋肉に張りや痛みがおこります。
この筋肉の痛みを、腰痛と感じるのですね。
また、背骨の中で腰に近い背骨の関節に異常がおこると、背中や腰の痛みがおこります。
背骨は首の部分と胸の部分、腰の部分にわかれます。
その内、腰の部分を腰椎（ようつい）といいます。
この腰椎の関節がずれると、非常に強い腰痛の原因になります。
ぎっくり腰（急性腰痛症）のような症状がおこります。
また、膝が崩れるような症状がおこりやすくなるのが特徴です。
腰椎の関節は、めったにずれませんが、いったんずれると治るのに時間がかかる関節です。
腰椎の関節のずれでおこる腰痛は、慢性化はあまりしないことが多いですが、慢性化すると強い痛みが続くのでやっかいな原因のひとつです。
背骨の胸と腰の境目の関節の異常も、腰痛の原因となります。
この部位は、体をひねる際に大きな負担がかかりますので、痛めやすい関節の一つなんですね。
この胸腰椎移行部の関節がずれると、腰からでん部にかけて痛みがおこります。
このように、腰痛の原因は骨盤以外にも股関節や背骨の関節に原因がある場合があります。
なかなか治らない慢性腰痛を診断する上で、骨盤の関節と共に股関節や胸腰椎移行部の関節を確認することが重要になります。
なかなか治らない慢性腰痛でお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。