こんにちは。
今回は、運動療法の効果が感じられない腰痛についてお話をします。
腰痛に悩む方は、2500万人とも3000万人ともいわれています。
腰痛に悩む方は、本当に多いですよね。
腰痛が慢性化して、腰痛とうまく付き合いながら生活している方も少なくありません。
治療も多くは、湿布や痛み止めといった対症療法になります。
慢性腰痛の原因はほとんどが骨盤のゆがみですが、一般的には腰痛の80%は原因が不明だからなんですね。
対症療法は、腰痛の原因はよくわからないので治るわけではありませんが、症状を緩和しましょうというものです。
そこで、腰痛に対して運動療法を行う場合もあります。
痛いから体を動かさないと、余計に腰痛が悪化するので、多少の痛みは我慢して体を動かそうというものです。
腰痛は急性と慢性があります。
急性腰痛の場合は、筋肉や筋膜、靭帯(じんたい)を痛めておこる場合があります。
筋肉や筋膜、靭帯の損傷は、時間と共に治っていきます。
ですので慢性化する事は、ほとんどありません。
では、何が原因で腰痛が慢性化するのでしょうか?
やはり、骨格のゆがみが原因なんですね。
骨格のゆがみが原因の腰痛は骨格のゆがみを正常な状態に戻さない限り腰痛が改善しないので、慢性化してしまいます。
なぜ、骨格がゆがむのでしょうか?
関節がずれるからなんです。
骨格は、約200個の骨が関節でつながっています。
ですので、関節がずれると骨格がゆがむのです。
運動療法は、ずれている関節を正常な状態に戻す作用があります。
特に歩行は、多少のずれであれば、ずれている関節が元に戻る作用がはたらくので、腰痛が改善する場合があります。
痛みが強い場合は難しいですが、それほど強くない場合はじっとしているより、体を動かした方が関節の状態はよくなります。
いくらがんばって運動療法を行っても、なかなか改善しない腰痛があります。
なぜ、運動療法の効果がでないのでしょうか?
運動療法では、元に戻らないほど大きく関節がずれた場合や、転倒などの強い衝撃が関節にかかってずれたまま関節が噛みこんだ状態では効果がでないのです。
この場合は、ずれている関節を特定して、正確な整復によって関節を正常な状態に戻す必要があります。
慢性腰痛は、どこの関節がずれるのでしょうか?
ほとんどの場合、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)という人体で一番大きな関節がずれるとおこります。
一番大きな関節ということは、最も重要な関節ということなんです。
仙腸関節を正確に整復できるかどうかが、慢性腰痛の改善・解消にとって重要になります。
運動療法では、効果の感じられない腰痛は骨盤の関節が大きくずれている可能性が高いです。
仙腸関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。