こんにちは。
今回は、肩や首に原因のない肩の痛みについてお話をします。
肩に痛みがおこる原因の多くは、肩であったり首であったりします。
いわゆる肩関節(肩甲上腕関節)の他に、肩を構成する鎖骨や肩甲骨により肩に痛みがおこる場合もあります。
首の場合は、頸椎(けいつい)という首の骨がずれることによって肩に痛みがおこります。
ところが、肩や首以外の原因で、肩に痛みがおこる場合があります。
何が原因なのでしょうか?
胸郭(きょうかく)のゆがみが原因なんです。
胸郭は、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
胸郭は肋骨と背骨と胸骨で構成された骨格の胸の部分をいいます。
この胸郭がゆがむと、肋骨の位置が変わります。
そうすると、片側の肋骨全体が上がることによって、肋骨の一番上にある第1肋骨が上がってしまいます。
この第1肋骨が上がると、肩に痛みがおこります。
このように、胸郭がゆがむことによって、肩に痛みがおこるのです。
なぜ、胸郭がゆがむのでしょうか?
多くは、骨盤のゆがみが影響します。
骨盤がゆがむと、骨盤が傾きます。
骨盤が傾くと、その上にある背骨が傾きます。
その結果、背骨と肋骨と胸骨で構成されている胸郭がゆがんでしまうのですね。
多くの胸郭のゆがみは、骨盤のゆがみが原因なのです。
では、骨盤のゆがみが正常な状態に戻れば、胸郭のゆがみも正常な状態になるのでしょうか?
その通りなんです。
骨盤の傾きが改善されると、背骨の傾きも改善されるので胸郭のゆがみが改善されるのです。
その結果、胸郭のゆがみが原因でおこっている肩の痛みが、改善・解消します。
肩や首の治療を受けても、肩の痛みが改善しない場合は、胸郭がゆがんでいる可能性があります。
骨格矯正を専門にしている当院にご相談ください。