こんにちは。
今回は、手の痺れについてお話をします。
先日、左手に痺れのある方が来院されました。
その方は、左手の痺れは首からきていると思うから、首を診てほしいとのことでした。
確かに腕の痺れは、首からくることが少なくありません。
ところが、痺れが手だけの場合は、首の異常が原因とは限らないのです。
では、どこが原因で手に痺れがおこっているのでしょうか?
手首の関節なんです。
手首の関節がずれると、その先にある手に痺れがおこります。
なぜ、痺れがおこるのでしょうか?
神経が引っぱられるからなんですね。
神経は引っぱられると、径が細くなります。
輪ゴムを引っぱると細くなるのと同じような感じです。
神経の径が細くなると、中を通る神経伝達物質の量が減ってしまいますよね。
神経伝達物質の量が減ることによって、痺れがおこるのです。
実際にその方の左の手の関節を確認すると、明らかに異常がありました。
動きが悪く、手首を曲げたときに皮膚に張り感があります。
これは、関節がずれているときにおこる症状なんです。
手首の関節を整復して正常な状態に戻すと、動きが改善されて、手首の痺れはなくなりました。
その方の左手の痺れの原因は、手首の関節のずれだったのです。
左手の痺れの原因は首と思われていたので、びっくりされていました。
このように、手に痺れのある場合は、手首の関節の異常が原因という場合があります。
手の痺れでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。