こんにちは。
今回は、股関節についてお話をします。
先日このような質問を受けました。
「ヨガをやっていますが、股関節がなかなか柔らかくなりません。矯正で柔らかくなるのでしょうか?」
この方は、一生懸命ヨガに通っていますが、なかなか股関節の動きがよくならないとのことでした。
なぜ、股関節を柔らかくするヨガを行っても、股関節の動きが改善されないのでしょうか?
それは、股関節か骨盤、もしくは双方に異常があるからなんです。
股関節や骨盤に異常があると、股関節の動きを改善させることが難しくなります。
なぜ、難しいのでしょうか?
おおまかにいうと、関節は蝶番のような構造です。
例えば、蝶番が壊れているドアがあったとします。
蝶番が壊れているので、開きが悪くなっています。
開きが悪いからといって、無理やりそのドアを開いても動きはよくなりませんよね。
場合によっては、蝶番が壊れることもあるのではないでしょうか。
同様に、異常のある関節を無理やり動かしても、やわらかくなりません。
無理に動かすと、関節が壊れる可能性すらあります。
このように動かない関節に対して、無理やりストレッチや柔軟体操を行うと関節を壊す危険があります。
大工さんが蝶番をなおすと、ドアは開くようになりますよね。
異常のある関節も、関節の異常を整復することによって動くようになります。
では、その方は何が原因で股関節が柔らかくならないのでしょうか?
股関節と骨盤、両方ともに異常がありました。
実際に股関節と骨盤を整復したところ、股関節がよく動くようになりました。
このように、動きの悪い関節は、関節に原因がある可能性があります。
この場合、無理に関節を動かそうとせずに、関節の異常を整復することが必要になります。