こんにちは。
今回は、親指の痛みについてお話をします。
親指に、痛みがおこることはありませんか?
突き指や打撲以外では、家事や趣味、仕事などの使い過ぎによって痛みがおこることが多くなります。
そのため、利き手の親指に痛みがおこることが多いですね。
いったん痛みがおこると、なかなか治らない場合も少なくありません。
なぜ、なかなか治らないのでしょうか?
親指は日常生活でよく使う指なので、安静にすることができません。
使い続けてしまうことが、なかなか治らない原因の一つです。
また、骨格的な原因ですと、ある骨がずれることによって痛みが治りづらくなります。
どの骨でしょうか?
大菱形骨(だいりょうけいこつ)という骨です。
大菱形骨は、手根骨(しゅこんこつ)というパズルのように組み合わされた骨の一つなんです。
手根骨は、手首に近い部分にあります。
手を使いすぎると、この大菱形骨がずれやすくなります。
そして、いったんずれると、自然に戻る事が期待できません。
また、ドケルバン病の原因にもなることから注意が必要になります。
なかなか治らない親指の痛みでお悩みの方は、大菱形骨がずれている可能性があります。
大菱形骨を確認して、ずれが確認された場合は、整復して正常な状態に戻すことが、親指の痛みの改善に必要となります。