こんにちは。
今回も、膝の症状についてお話をします。
前回、膝に水がたまった場合は、水を抜かずにアイシングによる冷却と膝関節の整復をすることが必要というお話をしました。
膝にたまった水(関節液=滑液)は、膝の関節が正常な状態に戻ると自然に吸収されて腫れが引きます。
膝の関節を守る必要がなくなるからでしたよね。
膝の異常をそのままにして水を抜くと、関節が壊れる恐れがありますので注意が必要となります。
膝の関節は、他の関節の影響を強く受ける関節です。
このような関節ですので、正常な状態に戻すには、膝の関節をみるだけでは十分ではありません。
膝の関節の他に次の関節を確認する必要があります。
1、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)
2、股関節
3、足首の関節
膝の関節を含めたこれらの4つの関節を確認し整復することで、膝の関節は正常に近づいていきます。
膝が治りづらいのは、膝の関節しかみていない場合が多いからでしょう。
1、歩くと膝に痛みがおこる。
2、階段の上り下りの際に、膝に痛みがおこる。
3、立ち上がる時に、膝に痛みがおこる。
4、膝の曲がりが、悪くなった。
5、膝が以前より腫れて大きくなった。
6、膝に痛みがある時とない時がある。
このような症状がある場合は、骨盤の関節(仙腸関節)と股関節の異常が影響していることが多くなります。
通院していても、なかなか症状が改善しない場合は、膝以外にある原因を解明できていない可能性が高くなります。
膝の症状がおこっている原因を解明して、原因となっている関節を整復する必要があります。
改善しない膝の諸症状でお悩みの方は、当院にご相談ください。