こんにちは。
今回は、腰に原因のない腰痛についてお話をします。
腰痛の原因は、骨盤のゆがみであったり、腰付近の筋肉や筋膜などの組織の損傷によるものがほとんどです。
また慢性腰痛の場合は、骨盤のゆがみが原因という場合がほとんどです。
急性腰痛の場合ですと、腰付近の筋肉や筋膜などの組織の損傷という場合もあります。
筋肉や筋膜などの組織の損傷は、慢性化することがないからです。
ところが、このような骨盤や腰付近の筋肉や筋膜などの組織の損傷が原因ではない腰痛があります。
どのような腰痛でしょうか?
腰の使い過ぎによる腰痛です。
原因のひとつに、かばって歩くことが挙げられます。
例えば、足首の骨折や強い捻挫をした場合に、治った後に痛みが慢性化してしまうことがあります。
痛みが慢性化すると、痛みのある部位をかばって生活を送るようになります。
そうすると、かばっている側に負担がかかって腰痛や股関節痛、膝痛などがおこる場合があります。
足の指や膝に痛みがある場合も同様に、かばうことによって腰痛をおこす場合があります。
このように、腰に大元の原因のない腰痛は、痛みをおこしている原因を見つけることが重要になります。
かばうことが腰痛の原因となっているため、かばう原因となっている足首痛や足の指の痛みなどを改善させていく必要があります。
実際にこのようなケースがあります。
右側の慢性腰痛の方を検査したところ、左の足首に異常が見つかりました。
台から落ちた際に強く左足首を捻挫して、捻挫が治った後も痛みが残っていたそうです。
左足をかばうことによって腰痛がおこっていました。
骨盤のゆがみも多少ありましたので、骨盤矯正と左足首の施術を行う事によって、腰痛が消失しました。
このように、腰痛をおこしている大元の原因を見つけることが腰痛の改善・解消に重要な要素となります。