こんにちは。
今回は、治りづらいギックリ腰についてお話をします。
前回、ギックリ腰は骨盤にある関節のずれが原因というお話をしました。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節です。
この場合は、3日から1週間くらいで症状は改善していきます。
仙腸関節のずれが改善する日数が、3日から1週間くらいだからです。
ところが、数週間に渡ってなかなか症状が改善しないギックリ腰があります。
何が原因でおこるのでしょうか?
背骨の腰の部分の骨が、捻転(ねんてん)した場合です。
背骨の腰の部分を腰椎(ようつい)といいます。
腰椎は第1腰椎から第5腰椎まで5つあります。
この腰椎に強い力がかかると、捻転する場合があります。
腰椎が捻転すると、ギックリ腰の強い症状がおこります。
強い腰痛や不安定感、歩くのもままらなくなる場合もあります。
しかも、この症状が治まりづらいタイプのギックリ腰なんです。
なぜ、治まりづらいのでしょうか?
捻転した腰椎が、元の状態に戻るのに時間がかかるからです。
腰椎が捻転したギックリ腰は、どのような対応をしたらよいのでしょうか?
まず、安静とアイシングです。
ギックリ腰は症状が強いので無理はできないと思いますが、安静にすることは絶対的に必要となります。
そして捻転した腰椎部分を冷却することで、回復が早くなります。
歩けるようになるまで回復したら、無理のない程度に歩くことも効果があります。
また、腰椎は骨盤の上にあります。
骨盤がゆがんでいると、腰椎が傾くため捻転が戻りづらくなります。
骨盤の形状が正常であることも、腰椎の捻転が回復するのに重要な要素となります。
1、安静
2、骨盤矯正
3、アイシング
4、無理のない程度に歩く
この4点を行うことで、症状の改善が早くなります。