こんにちは。
今回は、横になるとおこる背中の痛みについてお話をします。
ベッドや布団、ソファーなどに横になるとおこる背中の痛みがあります。
内臓系の病気では? と感じるような痛みがおこります。
この場合、まず内科に行くと思います。
ところが、内科では異常が見当たらない場合があります。
内臓系の病気が背中の痛みの原因であれば、内科で治ります。
内科では異常がないのにもかかわらずおこる背中の痛みの原因はなんでしょうか?
この場合、背骨の関節のずれが原因、という可能性が高くなります。
背骨の胸の部分は胸椎(きょうつい)といって、12個の椎骨(ついこつ)からなっています。
椎骨と椎骨は、椎間関節(ついかんかんせつ)という関節でつながっています。
この椎間関節がずれると、背中に痛みがおこるのです。
なぜ、椎間関節がずれると、背中に痛みがおこるのでしょうか?
肋間神経(ろっかんしんけい)を刺激するからなんです。
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)という言葉を、聞いたことがあるのではないでしょうか?
広く知られている症状のひとつ、ではないでしょうか?
椎間関節がずれると、この肋間神経に痛みがおこるのです。
ではなぜ、横になると背中に痛みがおこるのでしょうか?
椎骨は、だるま落としのように縦に積まれています。
その為、起きているときは重力によって安定しています。
ところが、横になると重力による安定がなくなるため椎間関節のずれが大きくなります。
椎間関節のずれが大きくなると、肋間神経を刺激して痛みがおこります。
では、どうすれば痛みが解消するのでしょうか?
ずれている椎間関節を整復して、正常な状態に戻す必要があります。
原因不明の背中の痛みでお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。