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    駒込 長い時間座っていると腰がかたまる原因について

    こんにちは。

     

    今回は、長い時間座っていると腰がかたまる原因についてお話をします。

     

    デスクワークや会議、車の運転などで長い時間座っていると、腰がかたまったようになることがあります。

     

    何が原因で腰がかたまったようになるのでしょうか?

     

    骨盤に負担がかかることによって、骨盤の関節が離開することによります。

     

    なぜ、長時間座ると骨盤の関節が離開するのでしょうか?

     

    立っているより、座っているほうが楽ですよね。

     

    いっけん座るのは楽そうにみえますが、腰にかかる負担は立っているときよりも大きいものとなるのです。

     

    さらに前傾姿勢や腰を丸めて座ると、さらに腰への負担は大きいものとなります。

     

    この状態が長く続くと、骨盤の関節にかかる負担が大きくなって関節が離開するのです。

     

    関節の離開といっても微小なものです。

     

    長い時間座っていて腰がかたまっても、歩くと楽になりますよね。

     

    これは、歩くことによって骨盤の微小な離開が元に戻るからなんです。

     

    ではなぜ、骨盤の関節が離開すると腰がかたまるのでしょうか?

     

    それは、体を安定させようとする反応によるものなんです。

     

    骨盤の関節は仙腸関節(せんちょうかんせつ)といって、人体で一番大きな関節です。

     

    一番大きな関節ということは、最も重要な関節ということでもあります。

     

    この重要な関節が離開すると、体は不安定になります。

     

    そこで、腰の筋肉を収縮させて体の安定を保つ反応がおこります。

     

    この腰の筋肉の収縮した状態が、腰がかたまるという状態なんですね。

     

     

    長時間座る姿勢は、腰に大きな負担がかかりますが、負担を軽減する方法があります。

     

    1、30分に1回立ち上がる。

     

    2、1時間に1回歩く。

     

    3、腰を立てて、姿勢よく座る。

     

    4、イスの背もたれとウエストラインに小ぶりなクッションかタオルを入れる。

      

    アメリカでは腰痛防止のために、30分に一回立ち上がることを推奨しています。

     

    これだけでも、骨盤の負担が軽減されます。

     

    また、歩く事によって、骨盤の微小な離開が戻ります。

     

    姿勢も大事な要素です。

     

    姿勢よく座る事によって、骨盤の関節の負担が軽減されます。

     

    腰椎(ようつい)部分に小ぶりなクッションかタオルを入れることによって、腰椎の前弯(ぜんわん)が保たれますので、腰の負担が軽減されます。

     

    腰がかたまる方は、ぜひ、試してみてください。