こんにちは。
今回は、繰り返すギックリ腰についてお話をします。
こちらの豆知識でも、度々お話をしていますが、ギックリ腰で悩んでいる方は少なくありません。
なぜ、ギックリ腰は繰り返すのでしょうか?
そもそも、ギックリ腰自体がよくわかっていないというケースがあります。
ギックリ腰で病院に行っても、がっかりする方がほとんどではないでしょうか?
基本的に湿布か痛み止めの処方と、安静にする位ですよね。
腰の筋肉や靭帯の損傷が、ギックリ腰の痛みをおこしているという説明があります。
本当にそうでしょうか?
筋肉や靭帯の損傷が痛みをおこしているとすると、痛みをおこしている部位は明らかな損傷が見えるはずです。
ギックリ腰位の強い痛みをおこす筋肉や靭帯の損傷であれば、断裂のような強い損傷を伴うものになります。
筋肉や靭帯の断裂がおこると、皮下出血(内出血)がおこったり大きく腫れたりします。
ところが、非常に強い痛みがおこっているのにも関わらず、ギックリ腰では皮下出血も大きく腫れたりもしませんよね。
このことから、ギックリ腰の強い痛みの原因は、筋肉や靭帯の損傷とは考えづらいものとなります。
では、何が原因なのでしょうか?
関節の離開なんです。
骨盤には仙腸関節(せんちょうかんせつ)という人体で一番大きな関節があります。
一番大きな関節ということは、最も重要な関節ということでもあります。
この重要な関節が比較的大きく離開すると、ギックリ腰となるのです。
関節は離開していますが、脱臼ほどは骨がずれていないので皮下出血や腫れがでないのです。
また、3日から1週間位安静にしていると痛みはかなり改善しますよね。
これも筋肉や靭帯の損傷では考えられません。
強い痛みを伴う筋肉や靭帯の損傷は、損傷部の修復に数週間はかかります。
いっぽう、仙腸関節の離開は安静によって元の状態に戻れば、痛みはそれに比例して改善していきます。
ギックリ腰をおこした後に仙腸関節の離開が残ると、ギックリ腰を繰り返す要因となります。
ギックリ腰の再発を防ぐためには、仙腸関節を整復によって関節の離開をなくす必要があります。
言うのは簡単ですが、仙腸関節の整復は高度な技術を必要とする施術なんです。
繰り返すギックリ腰でお悩みの方は、仙腸関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。