こんにちは。
今回は、梅雨の時期に頭が重くなる原因についてお話をします。
梅雨の時期は、頭が重たくなることがあります。
なぜでしょうか?
気圧の変化が、大きいことによります。
梅雨の時期は梅雨前線が上がったり下がったりして、天気が良くなったり悪くなったりします。
この時に、天気の変化とともに気圧も変化します。
なぜ、気圧が変化すると頭が重くなるのでしょうか?
気圧の変化によって、関節が緩むからなんです。
関節を安定させるのは、主に関節周囲の組織です。
靭帯(じんたい)であったり、筋肉であったり関節を包む関節包(かんせつほう)であったりします。
その他に、気圧という空気の圧力も関節を安定させる要素のひとつになります。
普段はあまり感じませんが、空気の圧力は強く体にかかっているのです。
どの位の圧力が、かかっているのでしょうか?
皮膚表面1㎠に1kgの圧力がかかっています。
なかなかの圧力ですよね。
低気圧がくると天気が悪くなります。
低気圧とは、気圧が低くなるということでもあります。
気圧が低くなると体にかかる空気の圧力が減るので、関節が緩みやすくなります。
ではなぜ、関節が緩むと頭が重くなるのでしょうか?
首の関節が、関係しています。
首には頚椎(けいつい)といって、7つの骨が縦に積まれています。
1から6までの頚椎には、左右に穴があいています。
何のための穴だかわかりますか?
動脈が通る穴なんです。
1から6までの頚椎の穴を通って、脳幹(のうかん)につながる大事な動脈を、椎骨動脈(ついこつどうみゃく)といいます。
首の関節が緩むと、頚椎がずれます。
そうすると、頚椎の穴の位置がずれますよね。
その結果、椎骨動脈が細くなって、血流が悪くなります。
脳幹にいく血流が悪くなる事によって、頭が重くなってしまうのです。
頭が重くなる原因は様々ですが、低気圧によっておこる場合は首の関節の緩みが原因いう可能性が高くなります。
また、頭が重くなった後に頭痛がおこる方がいます。
この場合、すでにずれていた首の関節が低気圧によってさらに悪化したと考えられます。
このように首の関節がずれている場合は、整復してずれを元に戻す必要があります。
よく頭が重くなったり頭痛がおこる方は、関節がずれている可能性があります。
関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。