こんにちは。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアについてお話をします。
腰痛で病院に行くと、腰椎椎間板ヘルニアと診断されることがあります。
「やっぱり、ヘルニアかあ。」
とがっかりすることも、あるのではないでしょうか。
ところが、その椎間板ヘルニアは腰痛をおこしている原因ではない可能性があります。
もしかしたら、ない可能性の方が高いかもしれません。
どういうことでしょうか?
画像上では、椎間板が突出して神経を圧迫しているようにみえても、実際に痛みをおこしているとは限らないからです。
本当に、そうなのでしょうか?
椎間板ヘルニアの研究で、このような結果がでています。
ボランティアで、腰痛の全くない方に協力をしてもらいました。
その方達の腰のMRIを撮って、腰椎の状態を確認したのです。
その結果、なんと76%の方に、椎間板ヘルニアがみつかったのです。
腰痛がないのにもかかわらず、76%の方に腰椎にヘルニアがあるというのは驚きですよね。
また、逆に椎間板ヘルニアの方の80%に腰痛がないという報告もあります。
この結果は何を意味しているのでしょうか?
ほとんどの場合、
椎間板ヘルニアがあっても腰痛とは関係がない
ということなんですね。
ほとんどの場合、椎間板ヘルニアが腰痛の原因ではないということはわかりました。
では、何が腰痛をおこしているのかが気になりますよね。
次回、椎間板ヘルニアのような腰痛を起こす原因についてお話をしたいと思います。