こんにちは。
今回は、骨盤のゆがみがおこす骨盤とは関係ないと思われている症状についてお話をします。
骨盤がゆがむと、腰痛がおこったり、腰が重くなったり、腰に張り感がでたりします。
これはわかりやすい症状ですよね。
ところが、骨盤とは全く関係がないと思われている症状に、骨盤のゆがみが関係している場合があります。
1、膝の痛み
2、アキレス腱の痛み
3、土踏まずの痛み
4、かかとの痛み
骨盤のゆがみが、これらの痛みを引きおこす原因となります。
なぜ、骨盤がゆがむと膝に痛みがおこるのでしょうか?
骨盤からは、膝にいくつかの筋肉がつながっています。
骨盤がゆがむと、これらの筋肉にテンションがかかって、膝につながっている部分に炎症がおこります。
この炎症が、痛みをおこすのです。
膝の内側に痛みのおこる鵞足炎(がそくえん)や、膝のお皿の下に痛みのおこるオスグットシュラッター病などが該当します。
これらの痛みは、安静にしているとおさまりますが、運動を再開すると痛みも再発します。
それは、原因となっている骨盤のゆがみがかわっていないからなんですね。
痛みの再発を予防するには、骨盤のゆがみを矯正する必要があります。
アキレス腱の痛みは、骨盤がゆがんで坐骨(ざこつ)が上にずれることによっておこります。
坐骨が上にずれると、坐骨につながっている太ももの筋肉が引っぱられます。
太ももの筋肉が引っぱられるとテンションがかかるため、アキレス腱に痛みがおこります。
また、アキレス腱にテンションがかかると、かかとに痛みがおこることがあります。
なぜ、アキレス腱にテンションがかかると、かかとに痛みがおこるのでしょうか?
アキレス腱は、かかとの骨につながっているからなんです。
アキレス腱がかかとの骨を引っぱる事によって、かかとに痛みがおこるのです。
さらに、かかとが引っぱられると、土踏まずにある足底腱膜(そくていけんまく)にもテンションがかかります。
その結果、足底腱膜に炎症がおこって痛みがおこります。
足底腱膜炎は、スポーツや立ち仕事、加齢によっておこるとされています。
スポーツや立ち仕事をしている方は多いですし、高齢の方もたくさんいます。
全ての方が、足底腱膜炎になるわけではありませんよね。
足底腱膜炎になる方は、骨盤がゆがんでいる可能性が高くなります。
骨盤のゆがみが、足底腱膜炎をおこしているからです。
このように、骨盤がゆがむといろいろな症状を引きおこします。
姿勢や動作に気をつけて、骨盤がゆがまないような生活を送る事が大事です。