こんにちは。
今回は、腰の外側の違和感と張り感についてお話をします。
腰の外側に違和感と張り感を感じることがあります。
この場合、2つの原因が考えられます。
1、骨盤の横ずれ
2、股関節の離開
骨盤は仙骨(せんこつ)という背骨の下にある骨に、左右の寛骨(かんこつ)という骨がつながっています。
また、仙骨の下には尾骨(びこつ)があります。
この2つの骨は仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節でつながっています。
仙腸関節がずれると骨盤がゆがみます。
ゆがんだ骨盤を矯正するためには、仙腸関節を整復する必要があります。
仙腸関節は加わった外力によって、いくつかの方向にずれます。
仙腸関節にかかる外力によって、仙骨に対して寛骨が外側にずれる場合があります。
横ずれの状態です。
このように外側にずれると、腰の外側の筋肉にテンションがかかることによって違和感や張り感がおこります。
また、股関節は動きの大きい関節のため、関節内でずれやすい関節となります。
股関節がずれたり、場合によっては抜けたりすると腰の外側に違和感や張り感がおこります。
筋肉にテンションがかかるからです。
症状を改善させるために、腰の外側の違和感や張り感の原因が、骨盤なのか股関節なのかを見極める必要があります。
骨盤と股関節の両方ともに異常がある場合もあります。
腰痛に比べると、腰の外側の違和感はとてもつらいというものではないと思います。
ところが、仙腸関節の横ずれや股関節の異常は、後々、日常生活に支障がでる可能性のある損傷です。
数日や数週間で消えてしまう違和感や張り感は大丈夫ですが、数か月や数年にわたるものは、早目に整復して正常な状態に戻すことをお勧めします。