こんにちは。
今回は、手首の痛みにと違和感についてお話をします。
手首は、よく使いますので痛めやすい部位となります。
生活の中で、手を使わないということはありませんよね。
特に利き腕の手首には、負担がかかります。
また、安静にすることが難しいので、なかなか痛みや違和感が改善しづらい部位です。
手首の調子が悪いときに、手を振ることがあります。
手を振ると少し良くなった感じがしますよね。
手を振ることは、痛みや違和感の改善に効果があるのでしょうか?
実は、よくないんです!
よくないどころか、悪化したり痛みや違和感が長引く原因となるのです。
なぜ、よくないのでしょうか?
手首の関節の中で、骨が抜けてしまうからなんです。
手首を振ると、ネジをゆるめるように骨と骨が離れてしまいます。
関節は骨と骨がじん帯や関節包(かんせつほう)などの組織によって安定しています。
基本的に関節は、骨と骨が密着しているほうが調子がよくなります。
骨と骨が大きく離れると、脱臼となりますよね。
脱臼までいかなくても、骨と骨の距離が大きくなるといろいろな不具合がおこります。
1、痛み
2、違和感
3、握力低下
4、痺れ
このような不具合が、おこります。
手を振ると、骨と骨の距離が大きくなるためこれらの症状がおこったり強くなったりします。
また、症状が長引いたりします。
このような理由で、手首に痛みや違和感があっても手を振ってはいけないのです。
では、どうすればよいでしょうか?
手首の関節の骨と骨を密着させることが大事です。
具体的には、どうすればよいのでしょうか?
まず、違和感のある方の手を握ります。
そして、反対の手のひらで握りこぶしを手首の方向に押します。
そうすると、手首の関節の骨と骨が密着していきます。
まっすぐ、手首と肘を結ぶラインの方向に押すことが重要となります。
簡単ではありませんが、手を振るよりはずっとよい方法となります。
また、違和感のある手首は関節に炎症がおこっていることがほとんどです。
そのため、手首をアイシングすることも効果的です。
炎症が緩和されるからです。
手首に違和感のある方は、ぜひ試してみてください。