こんにちは。
今回は、変形性関節症と痛みについてお話をします。
「変形性関節症だから、痛みがあるんです。」
という話をされる方がいます。
本当にそうでしょうか?
確かに関節が変形していれば、痛みがおこりそうですよね。
実際は、変形性関節症と痛みはそれほど関係がないと考えられます。
なぜでしょうか?
まず、高齢者で明らかに関節が変形している方で、痛みのない方が少なくないということがあります。
もし、関節の変形が痛みをおこしているなら、高齢者のほとんどは痛みに悩んでいるはずです。
ところが実際は、腰や背中が大きく曲がったり、膝が大きく変形して強いО脚となっている高齢者でも痛みがなく元気に歩いたり、農作業をしています。
これは、関節の変形と痛みには大きな関係がないということではないでしょうか。
さらに、変形性関節症の方でも、施術によって痛みが改善・消失していきます。
変形した関節は変わっていませんので、痛みをおこしている原因は変形した関節にはないことが明らかですよね。
関節が変形した場合でも痛みがないということと、関節の変形が変わらなくても痛みが改善・解消することから関節の変形と痛みはそれほど関係がないということになります。
なぜ、関節の変形が変わらないのにもかかわらず、痛みが改善・解消するのでしょうか?
関節のずれを整復するからなんです。
関節は変形していてもしていなくても、関節面がずれると痛みがおこります。
関節が変形していても、関節面のずれを整復すると痛みは改善・解消していきます。
関節が変形している場合は、関節の変形の方に注目されがちですが、痛みの原因は関節面のずれという場合が多いのです。
変形性関節症の方で、時間が経ったら痛みがなくなったという方がいます。
これは、関節を使っているなかで、関節面のずれが改善したからなんです。
変形性関節症で痛みがあっても、痛みは改善・解消する可能性があります。
ぜひ、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。