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    駒込 ギックリ腰(急性腰痛症)が慢性腰痛になるのはなぜ?

    こんにちは。

     

    今回は、ギックリ腰からおこる慢性腰痛についてお話をします。

     

    ギックリ腰をおこしてから、腰の調子が悪くなって慢性腰痛になる方が少なくありません。

     

    なぜ、ギックリ腰から慢性腰痛になるのでしょうか?

     

    ギックリ腰は、正式名称ではないんです。

     

    では、ギックリ腰の正式名称はなんというのでしょうか?

     

    「急性腰痛症」(きゅうせいようつうしょう)といいます。

     

    急性というくらいですから、慢性の反対になります。

     

    なぜ、急性腰痛症が慢性腰痛になるのか不思議ではないでしょうか。

     

     

    ギックリ腰にはいくつかの原因がありますが、多くは仙腸関節(せんちょうかんせつ)という骨盤にある関節の離開が原因となります。

     

    仙腸関節は、人体で一番大きな関節です。

     

    一番大きな関節ということは、最も負荷がかかる関節ということでもあります。

     

    ギックリ腰というと、重いものをもってなるというイメージが強くありませんか。

     

    実際に、重いものを持つと仙腸関節に大きな負荷がかかります。

     

    その負荷に仙腸関節が耐えられなくなって、仙腸関節が離開するとギックリ腰となってしまうのです。

     

    また、くしゃみやセキでギックリ腰になることがありますよね。

     

    なぜ、くしゃみやセキくらいでギックリ腰になるのでしょうか?

     

    それは、すでに度重なる負荷が仙腸関節にかかっているからなんです。

     

    その負荷によって、少しずつ仙腸関節の離開がおこっていると、くしゃみやセキのような軽い負荷がかかっただけでもギックリ腰となってしまうのです。

     

    ほとんどのギックリ腰が、仙腸関節の離開が原因ということがわかりましたね。

     

    次回、なぜギックリ腰(急性腰痛症)が慢性腰痛に移行するかについてお話をしたいと思います。