こんにちは。
今回は、骨が弱くなる原因についてお話をします。
いわゆる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)についてです。
骨粗鬆症は、なぜおこるのでしょうか?
1、カルシウムなどのミネラルの量の減少
2、骨の組織のが壊れる
骨粗鬆症はこれらの要因によって、骨が弱くなって骨折の危険性が高まった状態をいいます。
年を取ると、段々と骨が弱くなっていきます。
なぜ、年を取ると骨が弱くなるのでしょうか?
骨の細胞のはたらきの変化が、関係しています。
骨は常に新しいものに、変化しています。
骨を壊す細胞と骨をつくる細胞が常にはたらいているからなんですね。
骨を壊す細胞・・・破骨細胞(破骨細胞)
骨をつくる細胞・・・骨芽細胞(こつがさいぼう)
高齢になると、骨芽細胞のはたらきが弱くなります。
そうすると、骨をつくる量が壊される量より減っていきます。
その結果、骨量が減って骨粗鬆症となってしまいます。
骨粗鬆症というと、高齢者の病気と思いませんか?
実は若い方にもおこるんですね。
若年性の骨粗鬆症です。
なぜ、若い方におこるのでしょうか?
破骨細胞のはたらきが強くなるからなんです。
破骨細胞のはたらきが強くなると骨を壊す量が増えるので、骨をつくる量が間に合わなくなって骨量が減ってしまいます。
その結果、骨粗鬆症となってしまうのです。
ではなぜ、破骨細胞のはたらきが強くなるのでしょうか?
さまざまな病気や薬の服用が原因となります。
主に、次のような原因があります。
1、ホルモンの異常
2、糖尿病
3、ステロイドの服用
このように骨粗鬆症は、骨を壊す細胞と骨をつくる細胞のバランスが崩れることによっておこる病気なんです。