こんにちは。
今回は、腰痛とアキレス腱痛についてお話をします。
腰が痛くなると、アキレス腱にも痛みがおこることがあります。
なぜ、腰が痛くなるとアキレス腱にも痛みがおこるのでしょうか?
腰痛のおこる原因が関係しています。
どのような原因の腰痛が、アキレス腱に痛みがおこるのでしょうか。
骨盤が前方にずれるタイプの腰痛なんです。
正確な表現ですと、仙骨(せんこつ)に対して寛骨(かんこつ)が前上方にずれるタイプの腰痛となります。
仙骨とは、背骨の下にある逆三角形の形をした骨です。
その仙骨に、寛骨が左右につながっています。
なぜ、骨盤が前方にずれるタイプの腰痛はアキレス腱に痛みをおこすことがあるのでしょうか?
骨盤が前方にずれることによって、アキレス腱にテンションがかかるからなんですね。
そのテンションによって、痛みがおこります。
ではなぜ、骨盤が前方にずれるとアキレス腱にテンションがかかるのでしょうか?
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉につながっています。
そして太ももの筋肉から、骨盤の一部である坐骨(ざこつ)につながっています。
骨盤が前方にずれると、坐骨が上にずれます。
そうすると、太ももの筋肉とふくらはぎの筋肉が引っぱられてアキレス腱にテンションがかかります。
骨盤が前方にずれることによって、腰痛とアキレス腱痛がおこるのは、このような理由があるからなんですね。
骨盤が前方にずれると、アキレス腱痛の他にこむら返りや膝の裏に痛みがおこる場合もあります。
これらの症状は、あしの裏の筋肉が引っぱれられることによっておこります。
腰痛とアキレス腱痛が同時におこるのは、骨盤が前方にずれるからなんですね。
そのため、このような痛みがおこった場合は、骨盤のずれを整復することが最も効果的な対応となります。